その後は海外旅行などしていられないような状況が続いたため、かれこれ10年どこへも行っていませんが、また行きたいなぁと常々頭にある国、台湾。
日本の教育もメディアも語らない、台湾と日本の歴史、関係、縁の深さを解説した、
を読みました。すごーく!!面白かった!!
国際情勢と自分の生活が密着していることをひしひし感じ始めて、台湾を挟んだ米中のせめぎ合いにも興味が出てきた中、こちらの書籍は出版社から直接購入すると550円の送料のみで購入可能と伺い、即購入(笑)。
購入後、こんなのもありますよー♪とセット売りのページに飛びますが、そこは無視してもいいので本当に550円で購入できてしまいました。
ずっと台湾は中国の一部で、先の大戦で二つに分かれた(南北朝鮮のように)のだと信じていましたが、まずそれが間違っていました。
元々、中国の領土じゃなかったそうです。戦前日本が統治することになった時も、「うちの土地じゃないんで」って反応だったらしい。
しかし大戦後、中国国内で共産党と国民党が対立し、国民党が台湾に逃げてきて「勝手に居座った」のだそう。
結構最近まで、今の中国のような自由のない厳しく統制された社会だったこととか、いわゆる中国から来た人は国民全体のわずかしかいないこととか、どれだけかの国に嫌がらせを受けまくってきたかなど、知らないことだらけでした。
そして、どうしてあんなにみんな日本人を慕ってくれるのかということも、これを読んでなるほどなと理解。そして自分は慕われるような日本人なんだろうか?とちょっと考えてしまいました。
また、「世界が見える」の題名の通り、なぜこんなにみんな(特に日本の政治家、財界、メディア)が、あの国のいいなりなのか?どれくらい、今日本は危機にあるのか?これまたよくわかってしまいました。(そしてちょっとへこんだ)
「台湾人は日本の政府や政治家に期待するというより、日本という国に期待している」という言葉があって、いまこそ日本人一人ひとりが勇気と覚悟を持つことを世界から期待されていると感じて、身が引き締まりました。
対談本なので話し言葉で読みやすいです。550円のキャンペーンはいつまでなのか不明ですが、読んで損はないし、むしろすごくわかりやすく世界と自分の生活のつながりを感じられる、読まなきゃならない本だと思いました!
著者のおひとり藤井厳喜さんはYouTubeチャンネルもお持ちです。こちらも毎回ためになります。
↑特に新型コロナウィルスの話はとてもためになりました。
↑なぜマスコミのニュースを信じてはいけないか?という話も、そんなに根が深いのか!?とびっくりです。