ご訪問ありがとうございます♪ピアノ教室・声楽教室の「てらぞの音楽教室」の寺園万一香(まいこ)です。
現在当教室は10月の東京都昭島市で新規開講に向けて着々と準備中です♫
昨日も譜読みができる様になったきっかけを書かせていただきましたが、今日は高校生の時に音楽大学受験を決心したのに、たくさん練習できなかった、したいと思わなかった原因と、その時大学の夏期講習会で出会った救世主T先生との出会いについて書きたいと思います。
中学生の時に自分がスラスラ譜読みできる様になっていることに気づいた私。
私が通っていた私立の女子校はクリスチャンの学校でとても音楽に力を入れている学校でした。中学の授業でバイオリンの授業があったり、音楽の試験は毎回独唱の試験があったり
そんな学校でしたので、学校でますます音楽に触れるうちに中学3年生の頃には音楽大学を受験したいと明確に思う様になりました。
いざ受験のためにピアノの練習を始めたものの、やはり受験に必要なモーツァルトやベートーヴェンのソナタや、バッハなどは、相当確かな技術が必要ですよね
そして高校2年生の時に国立音楽大学の夏季講習会に参加した時に、周りのレベルの高さと自分の技術の無さに愕然としました
この当時の私は譜読みはあっという間にできるけど、譜読みが完了すると、それ以上上手にならない、というジレンマに陥っていました。
練習しても手が痛くなるから益々手が固まって下手になる………から沢山練習してもだめだ……、そう感じていました
子供の時から練習してなかったから自分はダメなんだ、そう思っていました。
しかし夏期講習会で、出会ったT先生から1から私にピアノの正しい弾き方を教えていただき、その通りに練習するとどんどん弾ける様になってきました
・まずは鍵盤に置く手の形
・ピアノは指をあげない!鍵盤の上に触れる様に置いておいた指を使うときだけストンと落とす、他の指は脱力
・ピアノを弾く時に支えになる手の位置がどこかということと、手首の位置
・弾く時に頭を動かさない。楽譜や鍵盤を見るときは目を動かすだけにする(頭を動かしすぎることで楽譜を読むのが疲れてしまうので)
・演奏中肩は絶対にあげない(脱力するため)
・姿勢は必ず真っ直ぐ(曲がっていると肩をあげたくなり脱力ができなくなる)
まだまだ沢山ありますが、先生の教え通り練習していったら、ありえないほど疲れずにピアノが弾ける様になって目から鱗でした
先生に師事する様になってから、たったの一ヶ月後には別人の様にピアノが弾ける様になっていました
「正しく弾いて練習すると、こんなに手が楽なのに練習すればするほどどんどん上手くなる」
練習するのが、楽しくて仕方なくなりました
先生のレッスンを受け感じたことはこんなに短期間に正しい弾き方を学んだだけで別人の様に弾けるようになった私、この弾き方を6歳のピアノを習い始めた時に知っていたら今私はどうなっていただろう、ということでした。
2番目に師事したS先生の時にはなぜ出来なかったな?と言われてしまいそうですが、これが相性かなと思うのですが、S先生の奏法は「ハイフィンガー奏法」というものだったのですが、元々脱力が苦手で、あちこちガチガチに力が入ってしまう私にはこのハイフィンガー奏法が合わなかったのだと思います。指を振り上げて弾こうとすると手のひらに力みが出て脱力できない、わたしにはハイフィンガー奏法は向いていませんでした。
国立音楽大学で師事させていただいたT先生は脱力奏法でしたので、力んでしまう私には大変有効な奏法でした
当教室ではこのT先生から学んだ奏法を生徒に教えています。今までたくさんの生徒さんにこの奏法で、教えておりますがみな早い段階から脱力できる、自然に16分音符の速い音符も苦労なく弾ける様になっています
本当にT先生に感謝すると共に、正しく学ぶ大切さを痛感した17歳の夏、音楽半生のお話でした
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