こんにちは。

 

普段の我が家の食卓はこんな感じです。

ご飯は玄米&雑穀を土鍋で炊くのが定番になってます。

 

おかずは、カジキマグロのおろし醤油がけ。

 

 

 

さて今日は、アメリカと日本の大逆転してしまったといっても大袈裟ではない、

食卓についてお話しします。

 

今、アメリカの食生活の意識の高さには驚かされます。

地球温暖化の要因の一つとして、

畜産牛のゲップや排出物がCO2を排出し、

温暖化を促進していると言われ始めてなのか、きっかけはわかりませんが、

日本では、大豆ミートなどの代替肉はまだあまり普及・活用はされてませんが、

アメリカではただのブームといった雰囲気ではなく、だいぶメジャーになってきている印象があります。

サラダバーのお店は今や、グルテンフリーの店より多く街に立ち並んでいるそうです。(先日Jwaveで聴きました)

スーパーの野菜売り場に関しては、日本のスーパーの2倍もあるとか。

(しかも日本のように農協を介してないので、農薬を使ってないオーガニック野菜も手軽に購入する機会があって羨ましいばかりです。)

最近では、日本人にはお馴染みの「昆布茶」がコンブチャとして人気なのはご存知ですよね。

そうした国民の興味が健康食品に向き始めたのも、

当時、国が多額の予算をかけて、国民の健康の重要性について政府一丸となり向き合い、動いたからに他ならないのです。

 

1977年、当時の大統領は『最先端医療に多額の予算を投じているのに、なぜ生活習慣病などの患者が減らないのか』ということで、国をあげて徹底的に原因を調査させました。(当時の上院議員・マクガバン氏)

その結果、驚くべき事実がわかったのです。

 

それは、今まで自分達がしてきた食事が病気の元凶だったということ。

今では「食事と健康の密接な関係性」は当たり前のように知れ渡ってますが、

病気の原因は「菌」と認識されていた当時では、

それはとても画期的なレポートだったようです。

 

そしてその頃から、

西洋医学以外にあたる代替医療も、同じ位利用する必要があるとし、

ヨガやサプリメント、アーユルヴェーダや中医学をはじめとする補完代替医療などが見直され、

国立補完代替医療センターまで設立されました。

(現・アメリカ国立補完統合衛生センター・NCCIH)

 

またこのレポートは、

当時の上院議員・マクガバン氏が発表したことから、【マクガバンレポート】と呼ばれています。

 

またこれには、理想的な食事は古来元禄時代以前の日本の和食、とも書かれています。

このポイントとしては、「元禄時代以前」です。

元禄時代以降、精米技術が発達し、

ミネラルやビタミンが豊富だった玄米食から、白米に代わってしまったからです。

日本では白米を食するようになってから「江戸わずらい」と呼ばれる「脚気」が大流行します。

そのため理想的な食事=あくまでも単に日本食ではなく、

【元禄時代以前の、玄米菜食】をということです。

戦後急激に普及した西洋食は、もちろんこれには到底及びません。

 

こうして米国の疾病対策は、治療から予防へと大きくシフトし、

この歴史的レポートは、”日本以外”の先進国が健康政策の原典としました。

 

そうして、

ついに国の働きかけと、国民の意識と実行により、

アメリカでは癌患者が減少に転じました。

そして皮肉なことに、そのお手本とされてきた日本は癌患者は、増加の一途をたどり、

国民の食事内容も著しく悪くなっているのです。

小学生の骨粗鬆症も増えているそうです。イライラし怒りっぽい子供が増えてるのも偏食の影響です。

加工品に頼らず野菜やタンパク質をバランス良くきちんと食べている子供は穏やかな性格になるというのも有名な話です。

脳の病気が食と密接というのは、最近ではだいぶ解明されつつありますが、

その偏食ゆえの自閉症やうつ病、癲癇、ADHDも増えているそうです。

 

マクガバンレポートで、【病気は食事から】という認識は広まり、当時大変支持されたレポートではありますし、それ自体はとても有益なことだったと思います。

しかしその内容を今、そのまま鵜呑みにすることは危険というのが現代常識になりつつあります。

というのも、

一部間違った表現(当時はそう思ってないだろうが)があるからです。

例えば、

『高カロリーなバターや牛脂を使うのではなく、ヘルシーな植物油やマーガリンを使いましょう』

などです。

今では、マーガリンと言えばトランス脂肪酸が含まれているため、海外では規制があったり一部販売を禁止している国もあります。

他にも例えば、

・高脂肪はよくないから低脂肪の油や牛乳に切り替えなさい。

・バターはマーガリンに。

・肉や脂質より沢山の炭水化物を食べなさい。

・卵は高コレステロールだから食べるのを控えなさい。

など。

ただし、癌をきっかけに己の食事を見直そうとした表明は当時画期的でした。

そしてそれは今でも変わってません。

 

ところが日本では、あまり癌が見つかって治療を始める患者にも、食べ物の注意・忠告をしてくれるお医者さんはほとんどいないのが実態のようです。

例えば、

肉食だった大腸がんの患者に、「手術終わったら焼肉いっぱい食べれますよ」

とか、

肺がん患者に、「手術終わったら思う存分タバコ吸えますから少しの辛抱ですよ」

 

などです。

 

 

日本も、国を上げて多大な予算をかけ【癌撲滅と国民の健康】に取り組んだ欧米を

はじめ、

諸外国を見習う転換期では無いのか?と、

あくまで素人目線ですが、そう思ってしまいます。

 

改めて、食事の重要性を一人一人が考えて見直していけたら、

よりよく生きていける気がします。

 

本日もご覧いただきありがとうございました。

 

 

こちらではヘルシーレシピ公開中です( ^ω^ )