9月22日(火)の朝
予定通りに空港に着き、迎えにくてくれていた義姉と一緒に病院へ向かいました。
両親とは病院で待ち合わせです。
母が入院する病院は、10年前に私が息子を出産した大学病院
通いなれた病院にこのような事で再び来ることになるとは…
病院に着くと、広い待合室で父と母は二人並んで座っていました。
いつも元気で明るい母の表情も暗く、父も元気がないのが遠目からでもわかりました。
両親も私もみんな緊張している。
母に声をかけると、
母:「来てくれてありがとう」
と。
私:「ママ、ずっと忙しそうだったよね。すごく疲れてるんじゃない?」
と私が聞くと、
母:「そうなの!本当は今日もお友達と会う約束してたのに断ってきたのよ。金曜日は純烈のコンサートに行ってお友達とホテルに泊まる予定だったのに、それも行けなくなっちゃって」
私:「純烈誰北海道の演歌手??」
※私は普段全くTVを見ないので、最近の芸能関係のことはほぼ知りません
こんな感じで普通に笑いながら話ができて少しホッとしました
母:「私、脳腫瘍のことは全く心配してないの。大丈夫だと思う。日曜日から病院巡りで疲れたし、とにかく今はゆっくり休みたいわ」
とても前向きというか能天気というか、なんだか本当に大丈夫なような気にり、なんとか気持ちを保てました
少し談笑したあと、さぁそろそろ受付に向かおう!
と立ち上がり母を見ると、
父の腕につかまりながらゆっくりゆっくり歩いています。
あー、こんなに歩けなくなっちゃったんだぁ。
その後、保険証を出すために母のショルダーバッグから出してもらおうとしたら、ファスナーの開け方がわからないみたいで、ファスナーを眺めてボーッとしている。
やはり、脳腫瘍の影響がかなり出ているのがわかり現実に引き戻されました。
看護師さんに問診に呼ばれて問診室から出できた母は車椅子でした。
なんだか一気に重病人になってしまった姿を見て悲しくなりましたが、もう歩くこともままならない状態だったので仕方ないですね