不倫は背負ってる荷物が
とても重たい。心がずっしり。
それでも、
あの頃は抱えていたかったし、
下ろしたくなかった。


荷物を下ろせない理由は、
彼の事が好きだったのもあるけど、
自分の中の奥深い感情は、
快楽、刺激、寂しさの穴埋めを
彼を利用して
得たかったのだと思うんだよね。


不倫彼は本当は、
いい男ではないのに、恋は盲目で、
とても素敵に見えちゃってたの。
そんな彼に価値がある様に
見えてしまっていたの。
あの頃は、是が非でも、重たい荷物を
下ろしたくなかったし、背負っていたかったの。


だって、欲しいでしょ。
あのドキドキと快楽。
素敵に見える彼からの
要求にだって応えたくなるの。
嘘でも本当でも、どちらでもいい。
彼に愛されている様な感覚?!が
辞められないし、欲しかったの。


不倫彼に、
私だけにその愛情を下さい。
って思うの。


でもさ、自分を内観してくと、
荷物を下ろしたくないのは、
彼が好きとは、
全く別な場所に
あったりしたんだよね。
もっと自分の深い場所に。


本当の愛を知ってる人なら、
相手の幸せを願えるはず。
私と是が非でも一緒にいて欲しい!
私を一番に好きでいて欲しい
なんて、相手に求めない。
アラフォー、アラフィフが
男の為に、
心がボロボロになる程、
苦しまないの。


自分の想い描く恋愛とは違う、
叶わないならば、
相手に求め続けるより、
自分を大事にした方がいいと後に
気づいた。


不倫彼に執着しても
いい事なんて、何もない。


執着すれば、するほど、
彼の言動や行動に振り回されながら
いつまでも
生きなければならなくなる。



彼が好き、好きと言ってくれるうちは
まだ幸せ。でも一生それは続かない。
彼に言われなくなったり、
彼の行動が雑になってきたら、
途端に心がザワザワ。
それでも彼を辞められないの。


不倫は厄介。
始めるのは、簡単でも
終わるのに、長い時間を要した。
別れてからも、
彼の離脱は簡単ではなかった。
自分の思考の癖に気づかなければ、
ずっと重たい荷物を背負ったまま
だったと思う。


余分な荷物が無くなり、
これほど、心地よい事は無い。
彼がいなくても、
いい事や幸せは、
世の中には沢山あるんだから。


彼に刺激や快楽、寂しさの穴埋めを
してもらおうとするから、
自分で自分を苦しめてしまう事に
なってしまっていたの。