旦那さんの実兄(67)

脳膠芽腫(ガン)が見つかって余命1年。3人娘(A,B,C)は都会(メルボルン、ブリスベン)に出たが、うち結婚した2人(A,B)の夫婦は実家(うちの近所の田舎町)に戻ってくる。次女夫婦(B夫婦)は実兄の家で同居予定。実兄の妻(リアン)は典型的なビッ〇。

 

先日、旦那さんのUTEが壊れた。

仕方ないので実兄さんのUTEを借りたついでに少し聞いた実兄さんの愚痴。

次女B夫婦(キム・アダム)がメルボルンから引っ越ししてくることが現実味おびてきて、トレーラーを使って家具を運びこむ予定らしい。部屋にはすでに家具があるしどこに置くんだ!?プンプンと聞いたら、家の下にでも置かせて欲しい、と。

実兄はガン治療中で吐き気や体調不良の日々。

お腹も腫れてるし(水が溜まってきた状態)便も出ないらしく顔もむくんでる。もう残り僅かかもしれない。静かに暮らしたい、治療に専念したいのだが、妻リアンと次女は同居を決めた。何度も口論になったが、いつも妻リアンと娘3人が結託し実兄の意見は通らない。

そしてついに引っ越してくる事になった。

義兄は実弟である旦那さんに「オレは人生を誤った。リアンという女となんでこんなに長年一緒にいたのだろう・・俺はもう死ぬというのに・・・ショボーン言葉を失った旦那さん。

それは実兄さんが選んだことやから仕方ないんやろうけど・・・酷いね。

そう、数年前、私がリアンを避けはじめた時、実兄は

「オレは世界中の人を敵に回してもリアンを守る」と旦那さんに言ったことがあった。

「それなら、オレもmaikoを守るけどなプンプンと旦那さんは反論した。

しかし世界中を敵に回しても守りたい妻リアンが今、残り少ないあなたの命を軽視している。最期を思うように過ごさせてやろうと思わないのか。義兄さん、今さら、後悔しても仕方がないよ。そういう女だと私たちは分かってた。

 

次女夫婦(ともに30歳代前半)、いずれは家を買う予定らしいのだが、アダムは仕事も決まっていないし、小さな赤ちゃんを抱えた若い夫婦が家を買うまでにどれほどの年数がかかるか。それより義兄が他界し、母と娘夫婦の暮らしをすでに想定しているのだろう。リアンはそういう女。もう実兄さんを疎ましく(早く逝ってくれたら)とでも思っているのかも知れない。

 

次女夫婦の引っ越しのことを、旦那さんが実娘(シドニー在住)に話すと、

「あぁ良いじゃん!お父さんの側で一緒に暮らせて。看護も出来るし孫も見れるわけだし!飛び出すハート

「いや・・・違うよ。治療するのに静かに暮らしたいと言ってるのに

  娘B夫婦の生活が苦しいから親をアテに帰ってくるんだよ」

「・・・え!びっくりマークキョロキョロ

 

また、私が実母(大阪在住)にこの話をしたら、

「あぁ、血やで、血。旦那は所詮、他人やしな。

  娘は血繋がってるわけやろ、そら兄嫁(リアン)にすれば娘らのほうが頼りになるわ。

  もう逝ってもええやろくらいに思ってるはずやで」

 

なんか・・・・これが正解なんかも知れんが。母の言うことは大概あたってる。

「遺産(お金)を食いつぶさん程度に治療してもろて、逝ってくれたらとでもおもてんのちゃう?」

「莫大なお金かけて治療して延命されても、旦那が逝ったあと残りの人生もお金いるわけやし」

いや、もうええわ、お母さんやめてキョロキョロ笑

 

義兄さんが幸せやった人生、って思える最期やったらええけどね。それが全てだと思うけどね。