こんにちは
英語発音コーチの飯塚まいこです。
本日は発音上級者向け
「1音変えるだけで差がつく発音」シリーズ ~/ə/の音~について、
お話させていただきます
「1音変えるだけで差がつく発音」シリーズの
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本日取り上げる/ə/の曖昧母音は、
英語でSchwa soundと呼ばれており、
約9割の単語に含まれている音と言われています。
発音の仕方として口や舌の力を抜いて、
「あっ」と発音する音だと習った方も多いと思います。
その通りなのですが、実は「あっ」以外の音で発音する場合もあります。
この使い分けがしっかりできるとより英語の音の輪郭が
くっきりとして、ネイティブに近いバランスの良い音で
発音ができるようになります。
これを機にシュワの音を身に着け、マスターしましょう!
シュワの音は、大きく分けて2つの音で発音します。
それぞれ音は違いますが、共通する点があります。
それは、どの音を発音する時も唇と舌の力をすべて抜いて発音するということです。
【「あっ」の音で発音するケース】
学校などではじめに学ぶ一番オーソドックスな発音です。
この音で発音する単語は、以下のような単語です。
About(a), under(u), association(1つ目のa), done(o), fun(u), idea(a)など
※シュワの音で発音する箇所をカッコ書きにしています
【発音方法】
①口を人差し指1本分くらい開けて、口の周りや舌の力を全部抜きます。
②舌は、下あごにべったりつくように寝かせておきます。
③舌が浮きやすい人は、舌先を下の前歯の裏に軽く付けておきます。
④低めの声(地声)で「あっ」と短い音を出します。
【「いっ」の音で発音ケース】
学校では習いませんが、「あっ」の音よりも
頻出する音だと感じています。
シュワをマスターする上で避けては通れない大変重要な音です。
この音が出てくるときのポイントがありますので、ぜひ覚えておいてくださいね。
★2音節以上の単語のストレス(アクセント)のない音節の母音の音が「いっ」の音になることが多い★
この音で発音する単語は、以下のような単語です。
Lion(o), salad(2つ目のa), lemon(o), atmosphere(o), chocolate(a), chicken(e)
つづり通りに発音したくなりますが、
つづり通りに発音してしまうと
音が強めに出てしまい、日本語っぽく聞こえてしまいます。
この「いっ」の音をマスターするといっきに
英語らしくなりますので、ぜひ練習してみてください。
【発音方法】
①口を人差し指1本分くらい開けて、口の周りや舌の力を全部抜きます。
②舌は、下あごにべったりつくように寝かせておきます。
③舌が浮きやすい人は、舌先を下の前歯の裏に軽く付けておきます。
④低めの声(地声)で「いっ」と短い音を出します。
※この時、どこにも力が入っていないので、
文字には表せない微妙な曖昧な音が出ます。
その音でOKです
また、この音節を弱めに発音するとよいバランスで発音することができます。
では、シュワの音がたくさん入ったセンテンスを練習してみましょう。
Amanda took a banana, a chocolate cookie, and some chicken salad to the family picnic.
Amanda(1つ目と3つ目ののa, 「あっ」)
a(「あっ」)
banana(1つ目と3つ目のa, (「あっ」 )
a (「あっ」)
chocolate(a, 「いっ」)
some(o, (「あっ」)
chicken(e, 「いっ」)
salad (2つ目のa, 「いっ」 )
to(o, 「あっ」 )
family(i, 「あっ」)
このようにシュワの音を使い分けられるようになると、
どこかネイティブと違う音だなと感じていた発音が
より英語らしい音で発音できるようになります。
この機会にぜひ練習してみてください
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本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました