2017年も残りわずかになりました。今日は朝、歩いてたら初雪が降ってきました。寒くなりましたね


今年も数えきれない方にお世話になりました。歌を聴いてくださった方も、本当にありがとうございました。

みなさんはどんな一年でしたか?

今年の漢字、一文字で表すと私は「感」でした。感動、感謝、感情、の感。

応援してくださるみなさんをはじめ、スタッフ、ミュージシャン、友達、家族....この人がいてくれるから、この人たちがいてくれるから、みなさんがいてくれるから、今日もこんなふうに音楽を作っていられるんだと、あらためて思う時が何度もありました。

この人がいてくれてよかったなぁと、ありがたみを感じたり、涙がこぼれた日も何度もありました。いろいろなことを、感じた一年でした。

今年の初め頃は、ちょうどすごく忙しい時で、心が動く余裕もなく、体を壊さないで日々を過ごすことに全力になっていたような気がします。だから、また心を動かして歌が書きたいと、言っていました。そしてちゃんと望んだ通り、また心がたくさん動いて、この一年もいろんな歌を書くことができまさした。

一年はあっという間だけど、一年あればいろんなことが変わったりしますね。


2017年は、ベストアルバムのライブツアーから始まり、オーケストラコンサート、ファンクラブイベントで初めてのカバーライブ、「結婚式に歌いに行きます」を実施したり『手紙〜愛するあなたへ〜』のCDをメジャーで再発売することもできました。

ビルボードライブ大阪では、昔からのメンバーと久々にライブをして、10年前のマネージャーが「つらくなった時に麻衣子に渡して」とバイオリンのなっちゃんにたくしていた袋も、みんなで開封しました。CDデビューの時に、自分で作ったCDのポップと、「やりたいようにやりなさい」の文字に、涙がでました。いつもこうやって、気づくものも気づくまでに年月がかかるものも含めて、いろんな人の思いに守られて進んでいるんだと思いました。

今までなかなか行けなかった、各地でのフリーライブも多めに開催できたり、9月にもシングルを出したりと、感謝でした。それと同時に、家で休息をとる時間もちゃんと作れるようになって、心と体がとても元気になりました。

すぐにせかせか、あせあせしてしまうところがあるのですが、なんとなく少し長い目で見れば....と落ち着いて考えられるようになった感じもしました。

それは、すべて繋がっていくんだ、と実感できたことが大きかったです。


 2013年に武道館の弾き語りが決まって、新曲を書こうとした時に、来年のアルバム曲「思い続ければ」のモチーフになるものが当時できあがりました。でもまだ夢を叶えたわけじゃないからと、それはノートにしまって、「つぼみ」を書いて発表しました。

2015年に、「つぼみ」を聞いてくれたアピタ・ピアゴのママポケットランドセルCM制作の方々が、CMソングのお話しをくださって、「君よ進め」を書きました。2016年、2017年と連続で起用してくださったり、アピタでのインストアツアーを開催してくださったりと、とても感謝しています。

2017年は「君よ進め」を聞いてくださった、はじめてのおつかいのスタッフの方が「君よ進め」を挿入歌として流してくださったのをきっかけに、「やるしかない」「素敵なことがあなたを待っている」と新曲が番組オリジナル挿入歌になりました。

そしてやっと2013年に書こうとしていた「思い続ければ」を、今年書き上げることができました。


 この繋がりの中でも嬉しかったのは、過去の楽曲を聞いてくださって、選んでもらえるというチャンスに繋がっていったことでした。オーディションみたいに、1曲だけが選ばれていくことも大事で、そういうチャンスの掴み方をする歌もあります。でも、信じてもらえて「書いてみて」と言っていただけるほど嬉しいことはなくて、気持ちに応えたいと精一杯がんばることって楽しいです。そしてできあがったもので、目の前にいる人、やがて世の中に出て行ったら次はみなさんに、喜んでもらえたら、なおさら嬉しいです。今年はタイアップや書き下ろしが、そういう決まり方のものがとても多くて、周りからは見えない部分ではありますが、とても嬉しかったことでした。

そういうのは昔からの夢というより、楽曲作りが仕事になってから、知った喜びです。

 11月にEXシアターでゲームからアニメ化もされた「緋色の欠片」シリーズのタイアップ曲ばかりのライブを初めてしました。数えてみたらこの10年(主に2006〜2012年)で26曲タイアップさせていただいたと知って、本当にたくさんの人との出会いをくれたことに感謝しました。少し時間が経って、より冷静に見つめることができるようになって、あらためてなかなかないありがたい出会いだったと思っています。

スマホアプリゲームの、「イケメン戦国」・「イケメン幕末」のイケメンシリーズも2014年から、今も7曲タイアップさせていただいて、曲の世界観は緋色とはまた違ったものですが、恋の歌を毎回くださいと言ってもらえることは同じで、これもまた繋がっていたことのような気がしてます。

 長い時間をかけて、一つ一つが繋がっていくんだと思ったら、焦らずに丁寧にがんばろうって、より思うことができました。誰にでも自分にあったペースってありますからね。これからも、目の前にあること、人に、精一杯向き合ってちゃんと見つめていきたいです。

見渡せば、ファンの方も、スタッフも、ミュージシャンも、お仕事で関わる人や作品も、「長いお付き合い」に、恵まれているんだと感じました。一期一会が当たり前のようなこの世界で、奇跡のような出会いをいくつもしてきたんだと思います。これからも、大切にします。これから出会っていく方々も、大切に繋がっていきたいです。

仕事の喜びを知りながら、日記を残すような歌も作りながら、その先にいつか今度は東名阪でオーケストラライブを開催できたり、いつか紅白に出られるくらいの名曲が書けたらいいなぁと思います。明日書けるかもしれないし、10年経っても難しいかもしれないけど、心の中にちゃんと目標として置いておけば、少しずつ近づいていけるものだと思います。

わかりやすく何かを掴むこと、何かを残すことももちろん心に持ちながら、一番大切なのは、今日も歌えていること。応援してくださる方々がいることです。本当にありがとうございます。

これからも人生経験を積みます日常のいろんなことを歌にして残していきたいです。


 どうして人には何でもないことが、自分にはこんなに難題になるんだろうとか、こんな日々がずっと続いていくんだろうか...ととても未来が不安になった日もあったのですが、ちゃんと光は待ってたなぁと、ほっとして年末を迎えています。毎年ですが、一年あると、いろんなことが起こりますね。あきらめかけていたことが、ガラッと変わることもあるし、限界だと思ったらパカっと蓋が開いて、無限に変わったり。いくつでも奇跡は起こるんだと思います。

今年は心の中がジェットコースターのような一年だったので、こんなにポカポカした気持ちで、年末を過ごせて本当にただただ感謝しています。

来年は、年明けからアルバム発売にインストアツアー、ライブツアーと走り始めますが、みなさんに笑顔になってもらえるように心を込めてがんばろうと思います

食べては、休憩し、また食べて、胃が幸せな年末です。
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