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グランドピアノ素敵。
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この日、このピアノを弾いたのは私じゃありませんでしたが

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 ところで、最近の歌のレコーディングは
決まってテイク3が採用になります。


と書いておいて、今日はかなり歌って、7テイクくらい録ってたかなぁ。結局どれだっただろうか・・・あらためて難しい歌でした。でもいい歌が録れたと思います


 歌のレコーディングで、「じゃあここから録ります」と言われてからの、テイク1は“案外いい感じ”、“やり過ぎ”、“まだ声出てないね”のどれか。

テイク2は様子見・・・

テイク3、集中して何かを掴む瞬間。まだ完成もしきってなくて、声がキラリとしていい感じ。

テイク4・・・これもいい時はいいけど、そろそろ声がもりもり出てきちゃう。

テイク5・・・調子よく声出るようになって、切なさがないだいたいもうここで終了になります。声の鮮度を大切にすればするほど録れるチャンスが狭すぎる。笑 



なるべく意識しないようにしようと思うものの、今回のnew singleの収録曲たちもほぼテイク3を選んでました。



6、7年前は、テイク7とかが決まっていい感じになっていた記憶がありますが、その時その時によって、いい声が出てくるタイミングがあるのでしょう。選ぶ人にもよりますね。

声出てる!っていう歌を、いいって感じるか、まだ未完成だけどそれがいいって感じるか、選ぶ人しだい。セレクトは基本的にお任せします。1テイク1テイク、どれがCDになっても悔いがないように、録音する本番中がすべてです


 大きく変わったのは、昔は音程が外れてることが許せなかったり、声の切り方も、本当に何もかも、自分の中の理想にならなきゃいやだったのです。理想は高いけど実力が足りてないから、やるせない感じでしたが。

録音や録画したもので、自分の下手さを見ると、ひーーっと穴があったら入りたい感じになっていましたが、今はあんまり何とも思わないかも・・それも極端すぎてあんまり良くないかもですが・・・基本的には、カリカリしなくなったのと、自分じゃなく誰かに選んでもらったものを、信じられるようになったのだと思います。

あとは、たまに音程が怪しくても、そこがいいみたいな部分になれるなら、それもいいなと・・・←これは私には奇跡。



 人によると思うのですが、私の場合は細部まで10回全く同じように歌えと言われても苦じゃないのですが、(なのでコーラス録るの大好き。)逆に「自由に歌って」みたいなのが得意ではなく、崩したり、パッションで壊れる!!みたいな表現ができる人って素敵だなぁって思うのです。たぶんこれからもあまりにも崩して歌うことはできない気がするのですが、でも自分の中では昔よりも、不完全なものを「これもいいじゃないか」と思えるようになったことがすごく嬉しいです。


そんなことを、今回のレコーディングにしみじみ振り返っていました。


大袈裟な言い方をすればきっと、人間的にも「許せるものが増えた」のかもしれないです。ただ、以前は「許せるものが増えるって、らくだし、自分にも甘いだけでしょ」と思っていて、今もそれはなんだか自分に刺さるのですが、うまく言えないけど、どちらの考えも間違いではないけど、うーん・・・周りの人たちに笑顔が増えるのは“今”なのかもしれないな。


余白、余裕・・・“余”の部分って、人が腰を降ろせる時間というか、休める瞬間ですね。きっと自分だけじゃなく、周りにいる人たちにとっても。


忙しいと、余裕なくなるからなぁ・・・。忙しいことも幸せだし、ゆっくりできることも幸せだし、感謝できればなんでも幸せなのかな。




次のsingle、とにかく熱いですいろんな部分が。CDの中でも、いろんな“対決”が見られるというか・・・聴きごたえアリな1枚になると思うので、楽しみにしていてくださいね!



 さて、撮影に向けて私は今夜もお顔をコロコロする。1ミリでも、1ミリでもなんとか・・・あああぁぁぁぁ



ではまた