昨日は久しぶりの久しぶりに夫が1日休みでみんなで過ごせました。
息子は朝から部活だったので夕方から。
見たかったアリスインワンダーランドを見ました。
なんだかいろんな意味が含まれているなぁ、と思いを馳せました。
アリスと母親との関係には、
社会の女性に対してのまだまだある「女性は〜すべき」的な葛藤をみました。
白の女王と赤の女王姉妹には、
子供の頃の少しの出来事から心が傷つき、
どんどんと悪い方向に進んでしまいながらも関係性が解消され、トラウマから解放されることで本来の優しさを取り戻す。(できることなら赤の女王の頭、小さく戻って欲しかったな。)
アリスの不可能を自分で決めない精神は、周囲の人からは非常識。病院に入れられてしまうくらい。
また、ハッターのありえないことが起こっているけどまだ真実かわからないことを話すことは妄想や病だと考えられました。ハッターはアリスに信じてもらうことで生きる力を取り戻しました。自分の感覚が誤りだと思うと自信崩壊しかけていました。
マイワールドがある人、たくさんおられます。
私は現象を心理学的に扱う心理士だけど、自分が経験したことがない普通ではありえないことを語られた場合(精神医学ではない妄想と呼ばれても)、「この人には真実なんだな。ありえないことなんてないな。」と思いながら聞いています。
どんな人がいて、どの段階から病というかどうかは、その人がいる社会にもよる。芸術家の社会なら、強い想像力や万物からのなにか分からないものに素直に突き動かされることは推奨されるだろうし。
けれど、社会でやっていくには最低限のコミュニケーション力が大切。
ただ、いろんな人がいろんなことを考えて、行動して、今が成り立っているから、世界の中での自分たち一人一人の役割をとっていけている時に、世界はバランスを持った世界になっているのかな。
そんなこんなで
深い深い、、、
アリスインワンダーランド。
色遣いが美しく、洋服もとても素敵で私はすごく気に入りました