みなさん、おつぽんです
それでは早速今月も書いていきたい
と思います
今月はこちらのテーマです↓
マーケティングの話
10月のHOMEゲーム名古屋戦に向けて
ガンバ大阪ではこの様な企画チケットが
発売となりました↓
企画の内容はコチラ↓
ファンクラブ会員限定の抽選販売
という形でしたが、Y山本選手の
ファンの方にはたまらない企画かと
思います。
因みにR山本はトトロへ出稼ぎに…
これに対してガンバ大阪サポーター
の皆さんはSNSで不評続出でした。
これだから個サポはダメだ!
♡のうちわとかサッカーで有りえない
こんなのに応募する奴は気持ち悪い
例の事務所みたいなことするな!
アイドル売りみたいなことはやめてくれ
そういうことはセレッソがすることだ
古豪がこんな事をして情けない
とにかく引いた!こんな売り方しか
出来ないのか
そのうちわ試合中にまさか掲げないよね
若い子しか応募できないのかな
男サポは応募しにくい企画だな
まぁJリーグのサポの平均年齢が45歳
前後という事なので、こういう保守的な
方々もいらっしゃるでしょうし、X(twitter)
は割とこの年齢層が多い気がしています
では、冷静に私の考察を書いていきたいと
思います
まず、♡うちわがどうとかこうとか言う
前に、これが何を提供している商売なのか
を考えてほしい。
今やビジネスでも同じです。モノ売りでは
なく、コト売りの時代です
今回対象がファンクラブ会員という事なので、
山本選手が好きでガンバ大阪も好きな方が
体験されるというものが前提となります
山本選手ファンにフォーカスを充てると
・今回しか手に入らないグッズ(モノ)
・サイン入りグッズが当たるクイズ大会
(コト&モノ)
・グッズプレゼント(モノ)
・♡のうちわ贈呈(モノ)
ガンバ大阪FC会員にフォーカスすると
・記者会見室やピッチサイド練習見学(コト)
・記念撮影(コト)
という特典があるわけです。
恐らく若い世代の子が沢山当選するのでは
ないか、と思われます
「Z世代のマーケティングを完全解明」より
今若い世代の子たちは、モノより旅行や
体験、コトを好む子たちが多いんですね
そう考えると、合点がゆきます
♡のうちわだセレッソだと
表面的にしかモノをみることが出来ない
人が多いのかなと
また、その♡のうちわを振ってたとして
何か迷惑をかけるのでしょうか
お互いお金をお支払いして観戦している
のであれば、観戦の法律に抵触していない
限り、誰も何も言う権利はないですよね
体験した子たちはきっと体験したコトを
心に刻み、40分の1しかない♡のうちわを
大切に部屋に飾ると思いますよ
そしてこの日体験した事をSNSに載せて
共感を得る
そしてその投稿で興味を持った
新しい人が「私も一緒に行きたい!」
といって新しい若い世代の客を
ひいてくるわけです
本人も、この日体験したストーリー
をまたスタジアムで体験したいと思い
チケットを買ってくれて、継続的に1席を
埋めてくれることが期待できます
この企画のゴール設定をどこにして
いるのかはわかりませんが、開催し
その客が再来してくれたら達成と
してもいいのかな、と個人的には
思います
その後どうやってこのサポたちを
ナーチャリングしていくのかは少し
興味深いところです
兎に角、これが成功したら今度は
選手や設定を変えていけばいいだけ
ですからね
あとは当落関わらず、応募者データで
Y山本選手のファンの属性の定義が
ある程度数値化出来るでしょう
サッカーだけで集客できる!
と言ってる方たちに聞きたいのは
例えば試合に4-0で負けたけど、
次は勝つからもう一回来てくれ
と言って、映画より高い🎫を
まだガンバ大阪に完全に興味がもてない
お友達は買ってくれるのでしょうか⁇
更に深く掘り下げましょうか
J1リーグでは、Jリーグのお金が
一律に貰える時代は終了します
限られた予算で戦わないといけない
今いる戦力すら保持できないかもしれなく
なるんです、、、
これは、上位にならない限りずっと、です
その中でサッカーだけで来てくれる
お客さんって純増すると思いますか?
「俺らがずっと応援するから大丈夫や」
俺らは死なないんですか?40年50年後もいて
スタジアムに足を運んでくださって、
チームにお金を落としてくださるんですか?
それとも生前に10億円くらい寄贈して
死んでいかれるおつもりなんでしょうか?
何もせずにチケットが売れる時代はもう
終わっていきました
ならどこからお金を引っ張ってくるんで
しょうか⁇
社会と同じで持続可能で再現性が高い
売り方を考えないと生き残れない時代が
やってきています
兎に角今はその仕組み作りに着手して
いかないと、数年後周りを見た時には
他のクラブは「そーゆーのは◯年前から
試験的にやってた独自のシステムがあり
ます!」と置いてけぼりをくらうのは
容易に想像が出来る姿かなと思います
最後に、1つお話します
それは「勝敗」についてです
サッカーだと当然勝敗があるので、
そこに左右されます
特に応援している年数が長ければ
長いほど、そこに左右されると考えます
勝てば「また行こう」「帰りにガチャを
回して帰ろう」とお金を落としてくれますが
負ければ「しばらく行くのやめよう」「他の
事にお金をつかおう」となる人を、生んで
しまいます
一方で推し活されてる方はどうでしょう
勝敗などない、そう思っていませんか?
実はこの層こそが、勝敗のためにお金と時間
を落としてくれる層なのです
リリース日、CDを何枚買うと思いますか?
今はデジタルの時代なのでApplemusic
等のデジタルデバイスでの購入もします
しかも、K-POPだとタワレコ以外はチャート
に反映されない可能性があるというところを
調べ、皆にタワレコで買えと拡散して回ります
MVはYoutubeの再生回数を増やす為に
デバイスを毎日どれくらい回すと思いますか
推しの方が掲載されている雑誌を何冊買うと
思いますか
全ての回答が「1」以上なんです
こうして培われた推しマインドにより、
推し活をされているという層は、推し関係
なく、所謂世間的にグッズと呼ばれる商品を
購入(ポチッとする)ということ自体の感覚
が一般的な人に比べて、割と意欲が高い
と思われます
なので、この層が初めてのサッカー観戦
に行き、グッズショップを訪れた場合、
日頃培われた推し活で、類似した商品
を買う可能性はかなり高いと思います
もし、4-0で負けたとしても、試合中推し
が出来た場合、帰りにグッズショップで
タオマフやぬい、スローガン、うちわ、
ペンライトと言った推し活グッズが販売
されていれば購入して帰る可能性もかなり
高いんじゃないでしょうか
(因みに推したいと思ってらっしゃる選手の感動の
ストーリーやあの選手と仲良しなんだよといった話を
してあげると更に沼らせるには効果的でしょう)
因まなくともわかると思いますが、
負けてもグッズを買ってくれた場合
その理由は
・思い出になるから
・SNSで写真を載せたいから
・次行く時にグッズを持って
行きたいから
です
この層にはまた色々なエピソードを
話して教えてあげてください
エピソードで聞いた選手同士が話して
いるシーンをスタジアムで見たらきっと
自分だけがこの瞬間を見たかもしれないと
生観戦の価値を見出してくれるかもしれません
Jリーグが「勝ち負けに頼らない集客」
を各チームに宿題として出している今
どこのチームも苦戦している新規顧客、
再来顧客の獲得について、今回は考察を
書いてみました!
もちろん土地柄や環境、ステージなどに
より全てにはハマりませんが、一考察
として読んで頂けたら幸いです。
長文失礼いたしました。
そして、この内容が今月の交換日記への盛大な
フラグであることを
先にお伝えしておきたいと思います
(自分への言い訳言い訳・・・)