
年長児は、5~6月にも鉄棒の前回りと逆上がりをしましたが、徐々に体力や筋力も充実してきて9月を迎える頃には、ずいぶん身体のコントロールが出来てきているようです。
鉄棒では、天地が逆さまになる感覚も極端に怖がらなくなって、自信がついてきているようですが、そんな時期は出来る喜びとともに過信による失敗が生じやすいです。たとえば、鉄棒では完全に回って静止する前に鉄棒から手を放して、危険な姿勢で落下する、我流で変な癖をつけてしまい、以降の上達に支障が出る等。
経験を積まれた専門の指導員に正しい方法で出来るように、補助についていただいて指導を受けています。

跳び箱も踏切直前に怖気づいて止まってしまわず、勢いよく向かって行って跳ぼうとしています。
ともするとそのまま勢いにのって跳び箱を跳びきろうとする子どももいますが、跳び箱の前方に指を広げて手を着いて、お尻をつけて跳び箱の上に座ることを意識して出来るように進めています。

怖がっていた子どももずいぶん高い位置にまで跳べるようになりましたが、指先が丸まっていて少々危ないようです。
巧く出来るようになりたいという意識が強くなると、逆に正しく安全にという意識が疎かになることもあるので、指導者が声をかけて子ども自身で意識が向けられるよう留意が必要です。
年長児は最高学年として、自信が過信につながることがありがちなので、怪我を招かないように見守りとアドバイス、注意が必要です。
その注意も頻発すると萎縮につながり、過度な行動抑制にもなるので要所で適切に。
繰り返す経験の中で成功体験を得ながら、自信や慎重さを身に着けていって欲しいですね。