「麦の穂のパ・ド・ドゥ」

とても難しいらしい。

ポワントを履く女子を

両腕でアテールからポワントへ

アラベスクポーズまで持ち上げる。

そして支え続けるのが、

ただそれだけで、

死ぬほど大変らしい。


ポワント女子を支えきれないと

とても危険な状態になるので、

必死で支えるけど腕が死にそうとの事。


ためしに私がルルベアップで

アラベスクポーズで支えてもらったら、

支え方が悪い上に、

骨盤を前傾させてしまい、

前に倒れてとてもじゃないが

ルルベアップを保てない。


「もぅっ!💢骨盤が斜めになるから

ちゃんと支えてよ!」


「上に引き上げて!💢」


「軸が歪むから一人で立つほうがマシ!」


と言いたい放題の私。


「ちょっと交代してやったら

わかるから、交代!」


ルルベアップでアラベスクする息子を

私が支える。


「ほらね!軸を歪めるような

支え方で骨盤が前傾してしまうから

立てない」

「親指側より他の4本で

上に引き上げてないとだめだ!」


再び、交代。


「さっきよりはマシだけど、

これじゃ安定しなくて怖いから

もっと練習しないと!」


あぁ、私は自分のパクリュだけで

ヒーヒー言っているのに、

君のパ・ド・ドゥの練習に

付き合う暇なんか

本当はないっすよ。悲しい


めちゃくちゃ難しいな。

相手がバランス取れなかったら

大きなケガに繋がるかもしれないし、

相方も自分も怖いよね。

自分と同じ背丈の女子を

そのカッパのような細腕で

支えるのは・・・

大変だよね。


でも、

専門的に勉強する限り

パ・ド・ドゥからは逃げられない。

絶対に。

だってパ・ド・ドゥのない

バレエの演目がどこにある?


それがどうしても嫌だったら

辞めればいいだけだ。

これはオレのやりたい事じゃない

と思うならすぐに辞めれば良い。

危険、キツイ、厳しいの3Kだもの。

中途半端じゃケガをする。

アラベスクを支えるだけでも怖いのに

「蕎麦屋」(トーチリフト)なんか

一体どうなるんだろう?


いやぁ、男性は本当に大変っすよ。

他のペアダンスでも男性はやはり大変。

気を使うし、

体力要るし、

技術要るし、

何と言っても美しく見せないといけない。


でっきるっかな、でっきるっかな、

はてはてフムー、はてフムー♪


今日は「白鳥の王子のvar.」

息子は大人レッスン+リハーサルへ。

一週間が音速で過ぎて行きます。


私は息子を待っている間、

古墳に行ってみます。

私が小学生の時に一度だけ、

夏休みの宿題用に友達と行った古墳。

地元ではパワースポットとして

有名らしい。

そういえばバレエ教室から

近いところにあったよな、と

突然思い出したので、

行ってみます。

何故大昔の偉い人のお墓が

パワースポットなのか解せないけど、

何かご利益があるのなら、

「パクリュが出来ますように!」

と願掛けしよう。(もはや神頼み)


王子先生は、

息子にも「パクリュを予習しといて」

と昨日のレッスンで言っていたらしい。

なんか、私に言われているみたいで

妙に緊張する。不安ガーン



「絶対に殻に収まりきらない

豊満なカタツムリ🐌」