2014年アメリカ映画(日本公開2015年)
原題 Birdman or The Unexpected Virtue of Ignorance
アカデミー賞 作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞の4部門獲得。
ほぼ全編長回しで撮っています。
だから苦悩も挫折感も止まらない。
主人公のリーガン・トムソン(マイケル・キートン)は落ちぶれた俳優。
かつては「バードマン」シリーズで名を馳せたのに
今は舞台で返り咲きを願う日々。
音楽も映像も不思議。
ドラム音が一番耳に残るBGM。
リーガンに聞こえてくるバードマンの声。
これは心の声?自分のエゴ?
最後まで答えは明かされません。
劇中劇も、やはり現実のリーガンと結びつきます。
自分のことしか見ていないリーガン。
元妻や娘に対して「愛してる」とは言っても
そこに愛がないのは誰もがわかってること。
舞台ではセリフで語ります。
「愛する妻がそばにいるのに、自分は包帯だらけで妻の顔を見ることができないーそれこそが愛なのではないか」
舞台を繰り返すうち、演技も変わっていきます。
ラストは見た人それぞれの解釈があるようですね。
中年男性の悲哀が詰まった作品だと思います。
しかしエゴ(自己愛)がひどくて
意図されたものとわかっていても
見ていて辟易します。
撮影方法や音楽など、「新しい」とは思いました。
