実習中は気が滅入るものである。
たった数週間の実習ですら。
弟も気が滅入っていた。
だから、爆弾は投下されないだろうと
少し期待もしていた。
母と介護について話していた。
私はその間、ゼリーをもそもそ食べていた。
介護を嫌がる人が多いとか、
人少ないとかなんとか。
内容は色々だけど、まぁ弟の知識披露みたいなものだ。
実習で現場を見たからといって、
全て知ってる風な、自分の意見持ってます的な言い方。
別にいいけれど、ちょっと聞いてる方はしんどい。
というか、たかが2週間ぐらい現場みただけで、
何がわかるというのか。
実習で学ぶことはあるかもしれない。
けれど、現場はそれ以上に過酷だ。
人手が足りない話から、働かない人の話題に。
皆介護職になればいいだとか、色々言って、
私も仕事をしてないから、ちょっと嫌だなーあぁでも
立つタイミングが…と思ってた矢先。
弟「姉ちゃんは来月から辞めなきゃいいんだよ」
え?
弟「辞めたら母さんに迷惑かかるだろ」
母「迷惑じゃないよ」
弟「迷惑だろー周りだって」
他にもなんか色々言われたけれど、
私は来月が来るのが厭で厭でたまらない。
来週また行かなくちゃいけないのも嫌だ(書類とかあるらしい)
そりゃやったらやったで、ずっと続けていけたら万歳ものだ。
けれど、私には自信がない。
前職のこともあるし、鬱病である私。
とんとん拍子で決まっていく就職先。
1から始めようとし矢先にびゅんっと飛んで10に行ってしまって、
身体も心もざわざわと揺れ動いている私。
母は「追い込むようなこと言わないで」とさらりと話題を変えたけれど。
私が黙って下を向いて、歯を食いしばって耐えているのを、
弟はわからない。
「別に姉ちゃんのこと悪く言ってないよね俺」って。
フリーターの話してるんだぜって。
誰しもが働くのが嫌でフリーターをしてるわけではない。
誰しもが同じ気持ちで働いているわけでもない。
誰しもが楽だからと働いていないわけではない。
弟は学校で精神医学を勉強したから、
鬱がわかるようになったと言ってたけれど。
あぁ、やっぱり口だけだなと思った。
人の気持ちになろうとする努力が出来ないんだと思った。
私なんで、こいつの送り迎え毎日してるんだろうと思った。
朝起きずに閉じこもってしまえば、
弟は慌てるだろうか。
なんか疲れた。