写真だなw
◆本日の香り・・・今日もメディテラネオ。
◆本日の読書・・・昨日の続き。「闇の牢獄」
◆本日の音楽・・・マイエはいい歳のバアサンであるが、若い子、特に若い女の子の内心に潜むどうしようもない怒りにはたいへん共感を感じる。見た目がかわいらしかったり、優しそうだったり、たわいもなく見えるからと言って、若い女の子はお気楽でもなければなんかが転んでも可笑しい年ごろでもない。馬鹿にされ、舐められ、軽く見られてることに、誰だってひそやかなサツイを覚え、「てめえふざけんな!」と思ってても何の不思議もないのだ。
然りしこうして、マイエはAdoが好きである。あのドスの効いた噛みつくような歌い方も、
つと一転して情感をにじませるところも、技巧派である以上に若い女の子の怒りと苛立ちを
鮮やかに表現する本物の表現力に感服する。
マイエは視覚優先型の人間で、音楽はなくても平気というか、日常、9割がた音楽なしに生きてるのであるが、聴くときは好みがうるさくて、好きじゃないものはすぐに飽きてしまい、退屈で
我慢がならなくなる。そのマイエが平気で(?)何時間でも聴いてられる歌い手の一人がAdoである。ちなみにそれ以外の歌手で言うと、チバユウスケ、デーモン閣下、藤圭子、前川清なんかが、ずっと聴いてられる歌手である。ついでに言うと、藤圭子と前川清以外の演歌の人は、歌いだしの一音を聞いただけで席を蹴って立ち、走って遠くに逃げて枕を被って耳を塞ぐくらいに
大嫌い(純粋に個人の好みの問題です)だ。
Adoには「ちゃん」をつけて「Adoちゃん」と言いたいのであるが、そうすると「あのちゃん」と紛らわしい。ちなみにあのちゃんもわりかし好きだ。
喜怒哀楽、という人間の基本的な感情の中で、怒も哀も大事なものであり、決して否定的に見られるべきでない。怒ることも許されない、泣くことも許されないなんて、人間性に対する深い
侮辱であり、従ってマイエは「いつも感謝を胸に笑顔で」みたいなことをほざく者は火炎放射器で焼き払いたいくらい(←比喩です。単なる比喩ですよ、ええ)苦手だ。人間性を歪める考え方だと極私的には思っている。
「怒」をかくも鮮烈に表現できるAdoは、当然ながら繊細な感情も、軽やかさやはかなさも、
見事に描き出す声の人だ。いいですねえ。相当好きだ。
そもそもマイエは自分の属した年代の歌を懐かしむタイプじゃない。いつだって新しい歌は
面白いよね。ただ、いささか歳なもんで、新しい歌を聴いて「いいな」と思うことはできるけど、覚えることができないのよねw まあいいかw
◆本日の「君に幸あれ」・・・オジマくん、気を落とさないようにね。きっとまたいいことだって必ずあるさ。