私の主治医のコト | サスケ係のブログ

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卵巣がんとわかったときにはもうⅢc期。
まさか私が?

私の主治医はちゃびん先生。波平


ガン性腹膜炎、腹膜播種の


抗がん剤治療専門医です。


だから訪れる患者さんも


けっこう厳しい状況の方が多い。





「今度の正月は迎えられないでしょう爆弾



「来年の桜の頃には

ベッドで寝たきりですねドンッ


かなり色んな患者に言い放つ


ちゃびん先生が


お気に入りのフレーズ。!!


このセリフの前に

「このまま放置したら」

と言う言葉が入るのですが、


言われた方は、そんな言葉は頭に入らず

「ああ、もうダメなんだ」と


奈落の底に突き落とされる。ガクリ(黒背景用)




そしてあなたは

最後はどうなって死んでいくか 
 
の説明がある。



突き落とされた上から物が投げられる


という状況。



だから泣いて帰って

二度と来ない人もいるらしい。



そりゃそうだ。





医者が患者に言ってはいけないセリフを

ちゃびん先生は進んで言う。


嘘を言ってほしいなんて思わないけど、


もっと違う言い方があるやろと思うえー



入院していて、


患者の皆でちゃびん先生の悪口で
盛り上がる。


初対面でも、同じちゃびん先生の

被害者だと思うとすぐに連帯感が生まれて

仲良しになる。


そして

自分がどんなひどい事を言われたか、自慢大会みたいになる。爆笑



なのに最後は決まって皆は

「でも、先生のおかげで今がある」


「口は悪いけど

一生懸命やってくれる

いい先生だから、ついていく」

となる。




はて。





これはどーゆーコト。



私は9/10

お腹にポートを入れる手術を受けて、

その日のうちに


腹腔のポートから直接抗がん剤を入れる


腹腔内治療を受けました。



2回目は9/16。3回目は9/24。



3回目のあとはかなり吐き気がひどくて、

イメンドを飲んでも、ダメでした。

辛い抗がん剤の副作用は人によって、

また
使う薬によって様々です。


骨髄抑制。
白血球好中球の低下。
脱毛。吐き気。
味覚異常。
全身の倦怠感。
手足のしびれ。皮膚疾患。
かかとの痛み。
筋肉痛。口内炎。
体重増加。顔と足のむくみ。


以上は

私が今までの抗がん剤治療で

経験した副作用。


でも一番辛いのは吐き気。


ちゃびん先生が病室に来た時に言っても


「副作用は気のせい」


と言って、部屋を出て行く。


「気のせいなわけなーい!」と叫んでも、


もうその辺にはいない。



もうこうなったら

外来で対決するしかないと、

病院に電話して予約をとり、

昨日行ってきました。


こう言われたらこう返そう!なんて

頭の中でシュミレーションして、

鼻息荒くいざ診察室へ。え゛!汗



吐き気をうまく抑える

良い方法は無いですか?と聞いた私に


ちゃびん先生は



なんと




丁寧に答えてくれて←(普通は当たり前)


抗がん剤投与のあと、


副作用が出てくるまでに、


出来るだけ、ポカ○かアクエリ○ス


を、1日2リットル以上飲んで、尿は勿論、


うん○としても、


早く体外に薬を出すようにする、など


色々アドバイスをくれました。



「気のせい」といつも言って


無関心を装いながら、


吐き気の副作用の事を色々調べているやん。



何だか……


良い先生やん。照れ




もしかしたら、とてつもなく優しくて、


ものすごーいシャイなのかもしれない。



それを隠すために、


あんなトリッキーになっているのかも。




と、私もすっかりちゃびんマジックに



はまってしまったのでしょうか。