1960年代に登場した007シリーズでジェームズ・ボンド役を演じたサー・ショーン・コネリーさんの訃報が届きました。

こちらです

イアン・フレミングの小説の映画化でしたが、第一作の「007は殺しの番号」という邦題名でしたね。原題はドコター・ノーなんですけれど・・・。「殺し」という当時としては際どい言葉で注目されたのです。

毎度楽々もサー・ショーン・コネリーの演ずるボンドは大好きでしたね。
ハヤカワ書房から出ていた本も全部読みましたよ。

初出演した当時のサー・ショーンは決して名優ではなく、演技もぎこちなく大根役者と言われてました。

その後、第1作「007 /ドクター・ノオ」(1962) ...に続いて

第2作「007 /ロシアより愛をこめて」(1963) ...
第3作「007 /ゴールドフィンガー」(1964) ...
第4作「007 /サンダーボール作戦」(1965) ...
と続いていきます。

ドクター・ノオの敵役は、中国人ハーフの天才科学者でアメリカのケープカナベラルから打ち上げる人口衛星のロケットを撃ち落とすという設定でした。

第2作のロシアから愛をこめて・・・は、冷戦時代を背景にしてボンドを落し入れ殺ろそうとするKGBが敵役で、ロシア人の殺人マシーンの男と列車の中で争い、最後に登場する女上司がフグ毒を塗ったつま先の針で刺そうとするシーンなどがありました。

美人タチアナ・ロマノーヴァ役のダニエラ・ビアンキが金髪で綺麗でしたね。ボンドを迎えるベッドの上で黒のベルベットのネックリボンだけで寝ているなんて、こういう誘惑シーンはありませんね。

この作品では、潜水艦用の潜望鏡がイスタンブールのソ連大使館の地下に装置されていたり、カバンの中に金貨とか、ナイフとか秘密兵器が仕込んでありQという開発担当者が色々と説明してくれます。

イスタンブールからパリまでのオリエント急行が出て来るし、最後の方にはモーターボートでのアクションシーンもありましたね。

イアン・フレミングは、冬になると避寒目的で、ジャマイカのキングストンで過ごし、その間に「ボンド・シリーズ」を書いてたんですね。第二次大戦中に海軍の秘密工作部隊に所属していたので、スパイの小道具にも詳しかったし、時代背景を上手く利用して作品の舞台を作ってましたね。

ともかく、007と言えば最初のシーンですし、音楽も素晴らしかったです。

ちらにリンクしておきます