「イノベーション仕事術」
竹中平蔵
仕事や人生において竹中氏が重要だと考える12のポイントを様々なエピソードを交えながらまとめたものです。
とりあげられているポイントは以下の通りです。
・自分自身をプロデュースする「プロデュース力」
・熱い心で思い込める「熱心力」
・飽きずに原点に立ち返る「基本力」
・相手の目的関数を見抜いたうえの「判断力」
・馬鹿を相手にしない「情報力」
・心に宇宙を描く「洞察力」
・イノベーションを生む「結合力」
・敵ができても恐れない「徹底力」
・多忙が前提「切り捨て力」
・スイッチングを怠らない「健康力とリリース力」
・志のネットワーク「サポート力」
・人生さいおうが馬「達観力」
小泉政権時代に、新自由主義的経済政策を推進し、勝ち組・負け組社会(=格差社会)をつくりだした張本人、という(私に言わせれば的外れな)レッテルを貼られてしまったのがよほど悔しいのか、そこかしこで、人生「勝ち負け」ではない、ということを主張しています。
基本的には、自分のアタマで考え、勇気を持って行動する、自助自立を目指す人向けのアドバイスとなっています。
dog-eared
・人口1万人あたりの博士号取得者を見ると日本が1.37人であるのに対し、アメリカが1.87人、韓国は1.84人です。つまりアメリカや韓国と比べると日本は7割しかいないのです。さらにイギリスは2.7人、ドイツは2.53人ですから、それに比べれば日本は半分程度ということになります。
・経済の分野でいえば、ひとつのテーマに5年間本気でうち込めば、5年後にはこの国で5本の指に入ることは難しくないでしょう。それほど専門家が少ない国なのです。私がはじめて書いた本のテーマは「設備投資」でしたが、そのときも「この国は本当に専門家の少ない国だ」と実感しました。
・アルベルト・アインシュタインの言葉に、「教育というのは学校で教わったすべての知識を忘れたあとに残っているもの」というものがあります。それは基本的なものの考え方や姿勢であり、結果的にこうした基本を備えている人が“地頭のいい人”になるのです。
・2011年の日本は、世界で最大の援助受け入れ国になりました。日本より遥かに貧しい(平均所得の低い)国々からも、次々に援助が寄せられたのです。これまで最大の援助受け入れ国は、アフリカのスーダンでした。しかし2011年、日本はそのスーダンを上回る援助を世界から受けたのでした。
・「正々の旗、堂々の陣」(自分は正しいという旗を掲げなさい。そして堂々の陣を組んで闘いなさい)
