息子が生まれてからいろんなところに出向いている。


暇をつぶす為。


ママ友を作る為。


いつか息子がいじめに遭わないようにと願って・・・。


出来るだけ地域の育児行事に参加し親同士仲良くしている。


先日も親子で参加できる保育園のイベントに行った。



同じ月齢の赤ちゃんとママが十組ちょっと。


何度か通い参加親子とも仲良くなれた。


そんな中その日のイベントテーマは「パパのこと」だった。


パパのこと・・・。


「今日はみなさんのパパのことについて教えて下さい。


自慢でも愚痴でも何でもいいですよ。」と保育士さんが言う。


交流を深めるためのテーマなのだろう。


でも正直面倒臭いと思ってしまった。


さて、どうしよう。


嘘ついて誤魔化すか正直に話すか。


何となく 『痛い子』 に思われたくなかった。


運よく?順番が最後だった。


「パパとSくん(息子)は仲良しです。


でもパパとママは離婚しています。


シングルマザーですがよろしくお願いします。」


何度も心の中で練習し普通に言えると思った。


でも声が震えていたかもしれない。


みんなの視線が痛かった。


自分の意識とは別に泣きそうになった。


それでも努めて明るく現状を話した。


聞いてしまった保育士さんが何度も謝った。


いや、悪いことじゃない。


悪いのはパパとママ。


おかげで楽になった。


いつか言わなければならなかったこと。


きっと周りにも気を遣わせただろう。


やっぱり 『痛い子』 と思われただろうか。


こういう場面に今後幾度となく遭遇する。


その都度私は強くなる。


息子が少し大きくなる頃には私は最強の母になるかな。