鍼灸を始めてからの
採卵2回目
今度はショート法ではなく
マイルド法との間くらいをとった
調整しながらの採卵方法でした
前回はたくさん採れたけど
質が良くなかったのもあって
ちょっと変えてみようということでした
また自己注射は毎日やっていました
採卵は前回と同じで
静脈麻酔で行いました
全部で4つ採れ、受精したのが3つ
今度は2つ胚盤胞まで育ってくれました
これは鍼灸の効果なのでしょうか
実際のところはわからないのですが
前回よりだんぜん良かったのです
2つのうちのグレードの良い方を
移植しました
判定日
なんと陽性をいただきました
信じられませんでした
2回目で妊娠するなんて
でもほんとうにほんとうに嬉しかった
やっと夢が叶った
ママになれる
もう毎日が幸せでした
お腹に手をあてて
かわいいかわいいと
幸せを噛みしめていました
ただすぐに仕事を辞められなかったので
普通に働いていました
立ち仕事なもので、
休憩したりできるのかなと思っていましたが
誰もそんなことは言ってくれず
バタバタとしていました
そんな中でも
胎嚢が見えました
その後です
医院の夏の大掃除の日がやってきました
毎年2回大掃除があるのですが
夏はエアコンを止めて掃除をするため
けっこう大変なのです
なぜか他のスタッフは暑い暑いと言って
掃除をせずに、ぺちゃくちゃおしゃべり
私はそんなスタッフを見て
キーっと苛立ってしまい
人一倍掃除をしてしまいました
掃除が終わったときに
お腹が張り出し、違和感を感じました
不正出血です…
すぐに婦人科に電話をし
安静にして様子を見るように言われましたが
まったく安静にさせてもらえず
普通に仕事でした
そんな中で、
自分なりに安静を心がけていました
ちょうどお盆休みに入ってしまい
ずっと不正出血はあり、
不安な日々を過ごしました
次の診察で、まだ出血はありましたが
心拍の確認ができました
お腹の中で生きているよ
心から嬉しかったです
次に順調にいっていたら、
転院先の病院を決めましょうね
と先生にも言われました
1週間後
診察に行きました
今日の診察が終わったら
両親に報告しようと思っていました
超音波検査をすると
心拍が確認できませんでした
流産していました
赤ちゃん守ってあげれなかった
仕事してたから?
先生に聞くと、
この時期の流産は受精卵がダメなことが
ほとんどで、私には非はないそうです
そして、体外受精した人の
5人に1人は流産するというお話でした
それでも
なぜ私の子はお空へ帰ってしまったんだろう
という悲しみはなくなりませんでした
そこからは
流産手術の手続きのために
予約を取ったりしましたが
ただ言われるがままに動いていました
両親に流産の報告はつらかったです
家に帰って落ち込んでいたら
主人に叱られました
「そんな風になるから
不妊治療なんてイヤやってん」
そのとき主人はまだ
子どもは欲しくなかったんだなと思います
それから手術までは
わざと明るく過ごしました
そして何も考えないようにしていました
何かを思うと涙が止まらなくなるからです
まだお腹にいるんですものね
心臓は止まってるけど、
まだお腹にいる
流産手術の日
お別れです
あまり何も考える時間もなく
着替えて、静脈麻酔をして眠りました
麻酔が切れて目が覚めました
何も代わり映えしていないですが
お腹にもう私の赤ちゃんはいません
泣かないと決めていたのですが
看護師さんが様子を見に来てくださって
看護師さんに思わず
「私の赤ちゃんいなくなっちゃった…」
と号泣していました
こんなに悲しいことがあるのか
と思いました
産んであげられなくてごめんね
守ってあげられなくてごめんね
とっても会いたかったよ
私の赤ちゃんはお空へ帰っていきました
つづく…
今日も読んでいただき
ありがとうございました
マイコ