新語 | その女、マイコにつき。

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新宿のとあるデパート、とある化粧室の
とある個室に入っていました。

扉1枚隔てた外には、まだ十代らしきギャル達がたくさん
皆でキャピキャピと休日を楽しんでいるようでした。


ライブに行くのでしょうか、皆で派手なメイクをしあったり
「詞の確認するよッ」
と言って、合唱したりして、化粧室で楽しんでいるようでした。



「ちょっとーぉ、マユミが超ポニョってるんですけどーぉ」



化粧室にこだまするラブソングの中、
ふとそんな会話が耳に入ってきました。


ポニョってる。


…てどういう状態!?


私は扉1枚隔てた孤独な暗闇の中、その言葉に釘づけ。

マユミを確かめるべく、急いでそこから出たものの
10人くらいの若いギャルがとにかく派手派手なメイクをしながら歌っているばかりで

その中から、ポニョって友達を困らせたマユミを探し出すことは不可能だったのでございます。


若者のことがわかりません。

ポニョってる意味がわかりません。

横山先生の三国志を読んで過去を知ろうとしてますが、
現代の、まさにナウなところをもっと知らなければ…

そう思ったような思わなかったような、午後でした。