戦国部長 | その女、マイコにつき。

戦国部長


もう二度としない…

そう決めたハズなのに…


化粧をしたまま寝てしまいます。


…チュンチュン♪(小鳥の声)
「ん…朝?やだ、私ったらうっかりさん…♡」

28歳女子、現実はそう甘くありません。
そこ(顔)に広がるのは目も当てられぬ惨状。
今度こそ本当にもうやめよう。
そしてお風呂は早めに入ろう。

上司は仕事を「ムチャ振り」してきます。
スットコトーンスットコトーン、と次々にちっちゃい爆弾を落としてきてから、私を微妙に苦しめます。
でも、入社一ヵ月で某芸能人のアポをなんとしてでも取れ!(とりにくい)とか、
某T京国際フォーラムの1番おっきいハコをなんとしてでも取れ!(とりにくい)とか、
走れ!急げ!帰るな!おばか!もっと明るく!とか毎日言われていた
あの頃(イベント会社勤務時代)よりは数段マシと思える程度です。
今さらグチってみます。

なので、私の持てる限りの分厚く弾力性のある心の風呂敷で、今のその小爆弾たちを包み込みます。
今のところはまだ足りているようです。

それでもちょっと疲れたときは、様々な遊びを試みます。
今日は取引先の個人名リストを作っていたとき、
「○○部長」を「○○武将」にして、頭の中を戦国モードに。

「田中システム武将、出過ぎではありませぬか?」
「自重せよ!」
「…!山田副武将の裏切りじゃあ!」
合戦開始。

28歳女子、脳内合戦には勝てても現実はそう甘くありません。

今日もお仕事がんばりましょう♡