ノー・キー | その女、マイコにつき。

ノー・キー


ニンニクニンニク…と唱えながら

一瞬探し物のことを忘れるフリをしつつ

瞳を閉じて君を想…、目を閉じて駐輪場で両手をばたつかせてみたりしたけど

自転車のカギはありませんでした。

フリだけではあっぱりダメで、つけっぱなしでもなかったです。

そのうえ、担いでも帰りませんでした。

ひとまずマイ・バイシコーは会社の駐輪場でお留守番です。


この土日は天気がいいみたいだから乗り回したかったな…。

と、普段の休日はそんなこと考えもしないのに、手元に無いと感じた途端こんな気分になるなんて…。

無いモノねだりのアイウォンチュウとはまったくこのことですね。


ひとまずビルの管理センターに届け出てきました。

キーホルダーも無い、なんの特徴もなく本当に小さな無くし物。

管理センターのおじさん、厄介な届け出をどうもすみません。


どうにかしてあの自転車を再起動させねば…。

みなさん色々なアドバイスありがとうございました!!