鬼より怖い?
新幹線に乗る前は、久しぶりに母と2人で倉敷の街を散歩していました。
美観地区あたりで食事をしたり、商店街をプラプラしたり…、する中で
どうしても「桃太郎の博物館にある洞窟に入ってみたい」と、
「桃太郎の博物館」の存在すら知らない私には
なんの事だか、そのスケールを想像することすら難しい母の希望をどうにか叶えるべく、
倉敷出身の事実を隠して観光ガイドさんに尋ね
「桃太郎のからくり博物館」という場所に辿り着くことができました。
桃太郎物語に纏わる、まさにからくりや人形などが手作り感溢れる中展示されており、
その奥に本当にありました、「洞窟」が。
そんなに広くない室内だし、小さい子供もたくさんいるし、
私達は全く無防備でその暗闇に突入したのですが…
真っ暗闇でくねくねした通路をさまよっていたら
突然、大きな音とともに、鬼(の人形)が…!
「ぅギャーー!!!」
(母と私は昔、遊園地のお化け屋敷で、本当にお化けに頼んでリタイヤさせてもらったことがあります。)
予期せぬ鬼のファーストアタックに
2人で一目散に入口へとダッシュで戻り、母はなぜか係員の女性に一緒に入ってくれと懇願しています。
パニック状態です。
係員の方に、驚くのが出るのは最初だけですよ、と諭された私達は、
それならばとチャレンジ・アゲイン。
しかし、その後も暗闇の中で同様の「鬼(の人形)による驚かし」は続きます。
私は走りました。
この恐怖に堪えることができなかったのです。
壁一枚をはさんだUカーブを曲がったら、母の気配がなくなったので慌てて戻ってみると、
やはり暗闇の中、腰がひけて動けず、ひたすら両手を前に突き出しバタバタさせている、
彼女のシルエットが確認できました。
たぶん目は閉じていたと思われます。
急いでその手をとり、2人で叫びながらダッシュでゴールイン。
出口直前で、最後の驚かし「風」をモロに耳に浴びた母の最後の雄叫びが今も聞こえるようです。
へとへとになって出た娑婆で、係員さんに聞いた「全長10メートル」だったという事実と
その後に入って行った家族連れの、中から聞こえる笑い声に
1番の恐怖を知りました。
美観地区あたりで食事をしたり、商店街をプラプラしたり…、する中で
どうしても「桃太郎の博物館にある洞窟に入ってみたい」と、
「桃太郎の博物館」の存在すら知らない私には
なんの事だか、そのスケールを想像することすら難しい母の希望をどうにか叶えるべく、
倉敷出身の事実を隠して観光ガイドさんに尋ね
「桃太郎のからくり博物館」という場所に辿り着くことができました。
桃太郎物語に纏わる、まさにからくりや人形などが手作り感溢れる中展示されており、
その奥に本当にありました、「洞窟」が。
そんなに広くない室内だし、小さい子供もたくさんいるし、
私達は全く無防備でその暗闇に突入したのですが…
真っ暗闇でくねくねした通路をさまよっていたら
突然、大きな音とともに、鬼(の人形)が…!
「ぅギャーー!!!」
(母と私は昔、遊園地のお化け屋敷で、本当にお化けに頼んでリタイヤさせてもらったことがあります。)
予期せぬ鬼のファーストアタックに
2人で一目散に入口へとダッシュで戻り、母はなぜか係員の女性に一緒に入ってくれと懇願しています。
パニック状態です。
係員の方に、驚くのが出るのは最初だけですよ、と諭された私達は、
それならばとチャレンジ・アゲイン。
しかし、その後も暗闇の中で同様の「鬼(の人形)による驚かし」は続きます。
私は走りました。
この恐怖に堪えることができなかったのです。
壁一枚をはさんだUカーブを曲がったら、母の気配がなくなったので慌てて戻ってみると、
やはり暗闇の中、腰がひけて動けず、ひたすら両手を前に突き出しバタバタさせている、
彼女のシルエットが確認できました。
たぶん目は閉じていたと思われます。
急いでその手をとり、2人で叫びながらダッシュでゴールイン。
出口直前で、最後の驚かし「風」をモロに耳に浴びた母の最後の雄叫びが今も聞こえるようです。
へとへとになって出た娑婆で、係員さんに聞いた「全長10メートル」だったという事実と
その後に入って行った家族連れの、中から聞こえる笑い声に
1番の恐怖を知りました。