雪の降るまち | その女、マイコにつき。

雪の降るまち



東京は雪が降っています。

こんなときに口ずさむのは昔のユニコーンか
昔のスマップの雪の歌。

滑ってころぶのが怖いので
今日は自転車をやめて徒歩で会社までやってきました。

傘とかお構いなしに斜めから降り込んでくる雪の冷たさと
よりによって今日選んでしまったピンヒールのブーツのせいで
途中、何度もくじけそうになってタクシーを探したけれど
こんな日はみなさん考えていることは同じ。

空いてるタクシーがつかまらない~。

進みながら、「空車」の2文字を探せど探せど
探せど探せど、みつからない。

念願の「空車」サインをやっと目にしたと思ったら
既に会社の手前200mでした。

しかもタクシー探すのに立ち止まりすぎて
1分、
遅刻しました。


それにしても寒かった…


寒さの中、30分間歩いている間に何度も脳裏に浮かんだ
「行き倒れ」
という言葉。

いっそそうなってしまえたら楽だろうか。
ついでに意識を失って
この道を通りがかったお金持ちのイケメンとかに助けられて
また別の人生を歩むことになってしまったらどうしよう。

そんな妄想か、暖かいスープのことしか考えられないくらい
意識が朦朧としてきても
それでも勝手に前へ進むこの両足に、生命の強さを感じました。