あんたそれでも・・・ | 私も一緒に連れて行って

私も一緒に連れて行って

夫と死別。ふたり家族でした

幸福感に満ちたらこのブログを書かなくなるだろうなと思ったら
闇の中にいる様な状態になっても書けなくなるらしい。
夫が入院した時の闇の状態では書けたっていうのに。

長い帰省の後、ゴールデンウィーク前に帰宅した。
そこら辺から心の調子がダダ下がりして
どうしようもない数週間を送った。

夫の元に行きたい、
朝起きた途端からこれが頭に浮かんでばかり。
ただ歩いていても、そこら辺の景色を見ても涙があふれた。
まぶたも重くて、ずっと伏し目がちだった様な気がする。
久しぶりに重苦しい数日だった。

こういう日はたまにある。
先の事を考えて、今の事を考えて
あまり考えると落ちる。
なるべくシレッと過ごしたくてもそうはいかない。

しかし今回の落ち込みは
夫の事だけが原因じゃない。と思う。
趣味の仲間からのメール攻撃と(次回書きますがひどい)
母の「次に帰ってくるのは8月だね」
の言葉も落ちこむ要因になった気がする。

ああ、実家に帰るのは
いつもの様に2か月後じゃなくて4か月後・・・そうなんだ。
ああ、私は実家に帰るのに制限があるんだ・・・そうなんだ。
いつでも自由に帰る場所じゃないのね
遠いここでひとり、過ごすしかないのか
聞いた瞬間から寂しくなった。

だんだんと落ち込んでいった。
実家に電話する気にならず帰宅してからずっと過ごしていたら
GW明けに母から電話があり、思わず落ち込んだ言葉を吐いた。
早く夫の元に行きたいと何度も言ってしまった。
いけないよねぇ・・・

母 「どうしてそんなこと言うの。良いことを考えようよ。」
  「ももこの、こっちに帰ってきた方が良い」

私 「だって次は8月でしょ」

母 「?。
  ここは自分の家なんだからいつだって
  好きな時に帰ってきたらいいでしょう
  気持ちが下がっているよ、帰ってきなさい」

涙声を聞かれまいと
「また電話する」と言って切った。

・・・子供かっ!

あんたそれでも・・・
自分が50にもなった相当な大人と思えないわ。
相手は高齢の母だっていうのに。
それから母から1日おきに電話がかかってきて
「いつ帰ってくるの?」と問われている。
心配されている。
心配させてしまっている。
情けない。
情けないです。
 

 

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