まず番外編からというのも変わっているかもしれませんが、ニュージーランドに来る前の事なのでこのブログのテーマと少しずれているのですが、これは一番最初に（はいこの次もあります
）結婚を考えた付き合いだったので、まず最初に番外篇としてアップします。
少し活字になると見えずらいのですが、パリ（フランス）ではなくBALI人です。インドネシアの。
ニュージーランドのワーキングホリデーの何年か前にオーストラリアのワーキングホリデーにも行き、その後、バリ経由で帰国しバリには１週間滞在しました。
私はサーフィンもしないし、少しへそ曲がりなので、皆が必ず行く一番人気の海辺リゾートには行かず、内陸のウブドに滞在しました。当時日本人女性は現地で大人気で、日本人女性目当ての本業”ジゴロ”が沢山いたんです。（今はどうなのでしょう？）
私の目的はそんなものではなくできれば地元民と友達になり現地の生活を体験することでした。若かったので
。
ウブドで有名な観光地にモンキーフォレスト（猿の森）という観光地があったのですが、そこで日本語観光ガイドをしていた青年と出会い、友達になりすぐに意気投合し、恋人関係になりました。
その後日本に帰国後また少ししてからウブドに戻り一ヶ月くらい滞在。
バリ人の恋人ができたことは予想外でしたが、彼の家族にも温かく迎い入れられ、なんと滞在中に壮大なお葬式にも参加し、普通ではできない様々な現地の生活を体験でき、本当に良い体験／経験をしました。
彼の日本人ツアーにも同行して手伝い、今でも心に残るお客様が何組かいらっしゃいます。
現地人の恋人としてウブドの裏側を知り、またそれも面白い体験でした。
何故かわからないのですが、バリってハンサム系と全くそうじゃない系と結構ハッキリと分かれていて、”ジゴロ”を本業にしている人はまず ”ハンサム系”でした。ハンサム系はホント、セクシーで美形も多く。。
とても若い青年でも殆どの “ジゴロ” に奥さんと子供がいて家族を養っていました。これにはビックリ。奥さんも同意のもとでの仕事で（これもビックリ）、美味しい仕事だわ。と思うと同時にジゴロに本気でお金を貢ぐ女性も多かったようで、複雑な心境でした。
暴露話になってしまっていますが、実は彼らのネットワークも素晴らしく、女性や観光客を相手にしているウブドの若者は殆どみんなが裏で繋がっていました。。。お金になるお客はみんなでシェアをする、、という感覚で。そのお客さんは違う場所で”偶然”出会った人たちが繋がっているとはつゆ知らず、お金を使う。。
全く偶然ではなく、実は用意されたもの。。経済格差によって生まれた陰のビジネスですね。
複雑な現実を目にしてはいましたが、私はウブドが大好きになり、彼のツアーの仕事も大好きで、日本に帰国をする頃には結婚の話もするようになっていました。
何故そんなに早く結婚話になったか？それはこんな経済格差がある日本人の私に一切お金を払わせなかった彼の男前さ、それと彼のツアーガイドとしての素晴らしい仕事っぷりに惚れ込んだから。
日本に帰国後母親に話すも大反対をされ（そりゃそうだ）暫く遠距離恋愛をしていたものの、ちょっとした出来事でお別れ。
今思えば結婚し、経済格差のある現地に住んでしまっていたら、日本に帰国することも経済的に難しく、大変だったんじゃないかな、と。それに、当時私に一切お金を払わせなかったという事も後で日本人と結婚をしたという大きな利益を考えれば大した事ではない、とひねくれた考えもできるけれど、普通ではできない様々な体験ができた事は確か。これは美しい思い出として心にとっておく事にします。
ウブドは今はだいぶ発展してしまい、変わってしまったと聞きました。とても残念。でも時代の流れですね。
おまけ：現地の友人情報で、その後その私のバリ人の彼は日本人女性と出会い結婚をしたと聞きました。その女性は私と正反対でとてもおとなしく家の外には殆ど出ず、彼のビジネスを手伝う事もなく、彼はモンキーフォレストでトラブルを起こし、出入り禁止になったそうです。その私の友人曰く、私といた時の彼とその後の彼は全く別人になってしまった。。。そうで、少し悲しい気持ちになりましたが、それも彼が自分で選んだ人生。今は彼が幸せだと思える人生を築いている事を願っています。
今日の写真：
ニュージーランドはオークランドのシティーにある道から見た景色。
オークランドは坂が多く色々な場所から海が見えます。
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