ニューヨークで観たライブ

もう5年も前の話になりますが

私がニューヨークに住んでいた頃、その9ヶ月間の間にそれはもう

鼻血もののアーティストのライブをたっくさん観ました。

今考えるとそれはそれは日本にいたら絶対叶うことのない夢のような時間。

思い出すだけで未だに興奮してしまう。

そのライブの数々を鮮明に私は記憶している。

5年前私のニューヨーク滞在の最大の意義は

大好きなアーティストのライブを身近に観れたことだったのかも、と未だに思ったりします。

今も根強く感動したことが心に残っているから。

心に残る音楽を作りたい、やりたいと思うようになったのも

あの自分自身が感じた経験から来るものなのかもしれない。

あのライブが観れただけでも十分ニューヨークにいた甲斐があったと思えるほど

音楽ファンにはたまらない瞬間に何度もお目にかかりました。

最高な時間！

9ヶ月間に私がニューヨークでのライブで観たアーティストたちは

スティービーワンダー

ベビーフェイス

アンジーストーン

エリカパドゥ

BoyzⅡMen

take6

ブライアンマックナイト

ニューエディション

ジェームスブラウン

メアリーメアリー

チャカカーン

レイラハサウェイ

マーカスミラー

シェリルクロウ

ショーンポール

・・・まだいるかもしれない。

中でも特に印象に残っているのと言えば、

スティービーワンダーをアポロシアターのステージで間近に観たときは

興奮しすぎて失神しそうだった。

肉眼でしっかり見えるほどすぐそこにいる！！！あのスティービーが！！！

神様っていうくらいの存在の人がこんな目の前で軽やかに自由に鍵盤を弾いて

歌ってるなんて～～～！！！

それだけで失神ものだったのに、「Ｉsn't she lovely」のあの娘まで出てきて

スティービーとデュエットするなんぞ・・・素敵すぎる～。

今もあのグランドピアノとキーボードを自由自在に操る鍵盤さばきと歌声を鮮明に覚えている。

それから大好きなBoyzⅡMenをこれまたアポロのステージで観たときは、

なんと前からど真ん中3列目で、これも失神しそうになった。

近過ぎて！！！なんじゃこれっっ

日本での公演も何度か見に行ったけどこんなに近くに見えたことなんてなかった。

視界に入りきらないほど近いなんて！！

oh my god!!ってこれのこと。

しかもお決まりの「Ｉ’ｌｌ make love to you」バラの花をメンバーが観客に投げて渡すシーン、

なんと手を伸ばした私のところにバラの花が！！！

しっかりキャッチ。

もう死んでもいい、本望だ、っと思った瞬間だ。

一生忘れられないライブになった。

それから野外のフリーライブでレイラハサウェイを観たとき。

まず無料でレイラハサウウェイが観れること自体、

ニューヨーク万歳。日本じゃありえない。

なんとそのライブの帰り際にライブを終えたレイラと普通に話ができて、

しかもサインももらって一緒に写真まで撮ってくれたりして。

今考えたらこんなのアンビリーバブル。

レイラはとても気さくな人で、すっごくキュートで、

日本も日本人も好きらしく、片言の日本語も喋ってくれた。

今もレイラと一緒に撮った写真は宝物。

あとも、全アーティストについて事細か語れることはたっくさんあるほど

どのライブも印象が強くてしっかり焼き付いてる。

目を輝かして、何度も泣きそうに感動した。

ショーンポールなんて実は誰それ？って感じで当時全く知らなくて

（ブラック・ソウル系アーティスト以外疎い私。）

アポロシアターの前を歩いていたら

「今からショーンポールが出るから、見ない？」と声をかけられ

全然わからないまま、タダでそのステージをなぜか見ることができた。

イベントをやるために観客を集めていたっぽっかった。

ラッキー。

みたいな、そういうことが他にも多々あった。

メアリーメアリーも通りすがりにやってたフリーライブでたまたま観ることができたり。

日本にいたらありえない。

他にも週の半分くらいは音楽の場に足を運んで

セッションを観たり、ゴスペルを聞いたり歌ったり、ジャズを聴きに行ったり、フリーライブを観に行ったり

もちろんボーカルのトレーニングもしたし、オープンマイクにもチャレンジしたし、

9ヶ月ずっと音楽の中にいたことを思い出します。

そんな環境の中、オリジナル曲でライブもできたし

私の人生の中でもニューヨークで音楽と触れ合った時間がすごく濃くて

今の自分にもすごく影響を与えてくれてる。

本当に素晴らしい時間だった。

一生音楽から離れないでいようと思った。

あれから5年。

東京に出てきてからは4年。

時間が経つのはすごく早いけど

ニューヨークで過ごした時間は全然色褪せてない。

音楽の中にどっぷりとハマっているし

これからもそうなんだと思ってる。

どんな形であれ、一生音楽に携わっていたい。

自分も感動し、感動されるような音楽を続けたい。

私にとってのニューヨークは

思い出せば出すほど、いつでも音楽への気持ちを奮い立たせてくれる街。

もう一度ニューヨークに行って

あのライブ三昧、音楽三昧の日々を夢見る今日この頃です。

でも私は今東京で音楽三昧になろう。

ニューヨークへはそのうち・・・・。

Ｉ　love NY