編曲家特集、今回が最終回。
ラストは大村雅朗さんです。
大村先生のアレンジの特徴は「さわやかで、情景が鮮やかにイメージされる」ところでしょうか。
松田聖子、八神純子、吉川晃司、渡辺美里の初期の作品は、ほとんどが彼の編曲です。
残念ながら1997年に、46歳の若さで亡くなっています。
名作詞家松本隆さんは「彼が亡くなっちゃって、僕は何もできなくなりました」と語っています。
そんな大村先生の作品を3曲紹介します。
1 時代遅れの恋人たち(1978年)
中村雅俊
作詞 山川啓介 作曲 筒美京平
ゆうひが丘の総理大臣のOP曲。いかにも青春ドラマの主題歌って感じがします。元気が出るアレンジです。
2 くるみ割り人形(1978年)
石川ひとみ
作詞 三浦徳子 作曲 馬飼野康二
昨秋にも一度紹介しましたが、この曲の完成度は驚異的です。くるみ割り人形の情景がとってもイメージされるアレンジです。
3 メイン・テーマ(1984年)
薬師丸ひろ子
作詞 松本隆 作曲 南佳孝
透き通るようなイントロが耳に残ります。いかにも薬師丸ひろ子主演の映画の主題歌って感じがします。