保護されて20日
27日に帰ってきました。
担保が確認されたからか
わたしの疑いが晴れたからか
平均保護日に到達したからか
なにはともあれ長い長い長い20日でした。

久しぶりに会っただいごは
なんだか疲れていて
遠慮がちで
もともとお行儀のいいこなのに
さらに行儀が良すぎて
声のトーンも
笑顔も
どこかへ置いてきたような。
一目みてわかる。今までとは違う。
それは離れてる時間がそう感じさせるのか
施設で色々吹き込まれたからなのか
こどもなりの成長なのか
そのときは違和感だらけで
どう接したらいいのかわからず
でもともかく、帰ってきた事がなにより。

施設と行ったり来たりはできないのか
せんせいやいっしょにすごしたともだちには
もう会えないのか
それを思うと寂しい、でもおうちがいい。

そう言いながら泣きながら寝るだいごには
わたしは何もしてあげられなくて
ただ手を繋いで隣にいるしかできなかった。

親が思うほどこどもにとって親の存在は絶対的だけど、最優先ではなく。
親がいなくてもこどもは育つ。
わたしはだいごがいない世界では生きていけないけど。
でもそれでいい。
そういう強い子に育てたくてこれまで厳しくしてきたんだから。
寂しい気持ちはあるけど、
思ってる以上にだいごはおとなで
しっかりしていて
強くて
さみしがりではなくて
わたしが願う通りの子に
いつの間にかなっていた。

帰ってはきたんだけど、
なんだか寂しい母なのです。