保護されて20日
27日に帰ってきました。
担保が確認されたからか
わたしの疑いが晴れたからか
平均保護日に到達したからか
なにはともあれ長い長い長い20日でした。

久しぶりに会っただいごは
なんだか疲れていて
遠慮がちで
もともとお行儀のいいこなのに
さらに行儀が良すぎて
声のトーンも
笑顔も
どこかへ置いてきたような。
一目みてわかる。今までとは違う。
それは離れてる時間がそう感じさせるのか
施設で色々吹き込まれたからなのか
こどもなりの成長なのか
そのときは違和感だらけで
どう接したらいいのかわからず
でもともかく、帰ってきた事がなにより。

施設と行ったり来たりはできないのか
せんせいやいっしょにすごしたともだちには
もう会えないのか
それを思うと寂しい、でもおうちがいい。

そう言いながら泣きながら寝るだいごには
わたしは何もしてあげられなくて
ただ手を繋いで隣にいるしかできなかった。

親が思うほどこどもにとって親の存在は絶対的だけど、最優先ではなく。
親がいなくてもこどもは育つ。
わたしはだいごがいない世界では生きていけないけど。
でもそれでいい。
そういう強い子に育てたくてこれまで厳しくしてきたんだから。
寂しい気持ちはあるけど、
思ってる以上にだいごはおとなで
しっかりしていて
強くて
さみしがりではなくて
わたしが願う通りの子に
いつの間にかなっていた。

帰ってはきたんだけど、
なんだか寂しい母なのです。

二回目の面談でした。
あれからちょうど14日。
まだ14日。

怒りも悲しみも反省も後悔も一通り終えて
二度とこどもに手はあげません。
自身の感情はコントロールします。
深く深く誓います。
ですが、
相変わらず担当職員の声を聴くだけでイライラするのはおなじ。
そこだけは改善しなくていいですよね。

今日の話題は
取り調べ、担保、精神病扱い
ようはこの三点。

わたしのあの日の行動に矛盾はないかと確認するかのように
再度同じことを聴取。
何回話しても虚偽も隠蔽もないんだから
矛盾なんかねーよ。
何百回でも説明するわ。
時間経過しても事実は変わらないかの
確認のための取り調べ終了。

そして息子の帰宅の条件。
担保があれば帰します。
千葉の二の舞踏まないために、
対策は行いました、
と保険を掛けんばかりの措置。
毎回思うけどほんとよくできた機関だよ。
母親と二人きりにはさせれないので、
安心して帰宅許可を出せる安心した環境が整っていますという担保。
そんな言い方をするから、
具体的に仰ってください、とつい感情を出してしまいそうになるところを我慢。
祖父母との同居
実家への引っ越し
現実的には叶いません。
とりあえず納得してもらえる解答をしなければ
帰宅許可は出ないので、
わたしだけのちからでそこまで持っていけないのは悔しいけど、
今回は親に甘えるしかありません。

最後にわたしは精神病で母親として不合格。
と、までは言いませんが
更正プログラムを受けていただくことも視野に入れてくださいだと。
わたしはプライドが高い。
なんに対しても[出来ないでしょ?]目線で
見られることが大嫌いだ。
そんなわたしが更正プログラム?
でも、それもいまはプライドも恥も捨てないといけない。
すべては息子のため。
息子の自由とふたりの生活を取り戻すため。
『息子のためになるのであれば、
喜んでお受けいたします』

次回面談の回答を踏まえて
向こうは帰宅許可の検討に入る流れ。
調べたチェックリスト通りの流れ。
今月には息子に会えるのかもしれない。

笑えなくなったわたしのリペアは
こどもにしかできそうにない。



なにが?
限界?
それが仕事です、と、
偉そうにのたまわり、
疑わしいものは全部黒、と、
調査も指導もアフターケアもリペアもせず、
いま目の前にあるその虐待という
行為だけを取り締まり、
マニュアルだけをマニュアルどおりにすすめ、
誤認保護は公にせず、
虐待件数だけを積み上げ、
こんなに大変な現状なんですよアピール。

ええ、それがあなたたちの仕事なんでしょ。
責任をもって遂行ください。



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