ここよりもっと大きい病院に行かなきゃいけないってことは、それだけかなりヤバイってことじゃん…」

ショックすぎた。
想定外だった。
自分なりに少しは覚悟して来たはずだったけど。
でも私の覚悟をはるかに超えるような想定外。
そんな状況なのに、紹介状を書く病院を決めろと言われても、、、
ただこういう時にやたら冷静になる部分もあってか、この先のことも考えて県外ではあるけれど、距離的には県内の病院よりは近い方を選んだ。

そして先生は紹介状を書くからと、1回待合室に戻るように促され、診察室を後にした。

私は急いでトイレに逃げた。
泣き顔を他の妊婦さん達に見られたくなかったから。

涙が止まらなかった。

私のお腹、赤ちゃんは一体どうなっちゃうんだろう。

羊水が少ないだけでこんなにも大げさに動くけど、どうして?

当時の私は全然知識がなかった。

羊水の重要性を知らなかった私は、この先自分の生活が180度変わってしまうことを知るよしもなかった。