ここまでほとんど「日々の生活や考え方」についての話ばかりでしたので、
実際に声を出すために一番大切な筋肉の話と、そのトレーニングについて書いていきます。
まず大前提として、
「声は筋肉」の記事でお伝えした通り、
ほとんど方は首や喉、肩周りの筋肉がガチガチ状態なので、
最初に必ず首を軽く動かして、肩周りを回す運動から始めてください♪
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声を出すために一番大切な筋肉は、
①呼気をコントロールする筋肉たち
②裏声を出す筋肉たち
です。
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①呼気をコントロールする筋肉たちについて
基本的に話したり歌ったりする際に、
「息を吸おう」とするのは考える必要はありません。
「息を流す」ことが最重要なので、
とにかくしっかりと息を出すことに意識を置きます。
息を流す時に使った筋肉を緩めると、息は勝手に入ってきますので安心してください。
また、下の練習をする際は、出来るだけ肩はリラックスし(あまり動かさないイメージでもOK)、
おへそ周りやおへその下(丹田)辺りなどの胴体が柔らかく動くイメージで行うともっと良いです。
・「s」などを子音を使って、上の前歯の裏に息を当てるような感覚で、5秒間以上息を出していきます。
可能であればどんどん長い時間にしていきます。
・慣れてきたら今度は実際に声を出しながら息を出していきます。
リップロール(唇をブルブルさせる)や、巻き舌を使用して声を出していきます。
中には「Prrrrr…」というふうに喉が鳴らずに息が出てしまう方もいらっしゃいますが、
基本的に「Brrrrr…」という風にしっかりと声を出しながら息を出していきます。
・リップロールや巻き舌が出来ない!という方や、
リップロールや巻き舌を出すことに慣れてきた方は、舌上げハミングを行っていきます。
上の前歯の少し後ろに舌先をつけて、出来るだけ後ろの方まで舌を上顎にペたーっとくっつけます。
そして「n」または「んー」と言う感じで声を出していきます。
3つ共通して大切なのが、
「息を前に出す」ことよりも、「口の奥の方や喉の奥、又は鼻で息の流れを感じる事」が大切です。
最初はとにかく「息を出す」ことに集中してOKなのですが、
慣れてきたら、「体の中に息が流れている感覚」を感じる事がとても大切です。
最終的に話す時や歌う時に、
その体の中に息が流れている感覚を持ちながら話したりすると、とても楽に声が出るようになります。
こうやって息を流す練習をして、
「声は息で出る」という感覚を掴んでいってください♪
歌も歌いたい!という方は、
スマホの鍵盤アプリなどを使って「リップロールや巻き舌、舌上げハミング」などで高い音や低い音を出してみたり、
歌のメロディを同じように出してみたりしてみてください。
次回は裏声を出す筋肉トレーニングについて書いていきます。