ヤマトタケル観てきました〜!(時差投稿です)



私は澤瀉屋さんの新水滸伝を見て歌舞伎に入り
そしてそこで笑也さんにロックオンされてしまったのでそれ以来必然的に澤瀉屋さんの舞台を
観に行くことが多くなっています。

家族にも歌舞伎を楽しんでもらいたいなーと思っていて,ならスーパー歌舞伎が入口としてはいいんじゃないかと思っておりましたので,この演目はうってつけだなと!

その新水滸伝で中村隼人さんもすてきだなーと思っていたし、女形の米吉さんもずっと拝見したいと思っていたので
なんかもうまさに私得・・・!

隼人さんと米吉さんは一人二役で,瞬間移動みたいな早替わりをやっていて
なんかもう,どうなっているのかわからないくらい。笑
歌舞伎すげー!って。笑

すごい練習したんだろうなと役者目線で身震いしました。


ヤマトタケルは,帝である父親にずっと認められたいと思っていましたが,
遠方を治めるようにと九州や蝦夷など僻地に行かされ,疑心暗鬼に。
それでもお父さんに褒めてもらいたい〜って必死に戦うんですよねー。健気。
いつの世も人は親からの愛を得たいともがくのだなあと。

米吉さん,ヤマトタケルに関わる姉妹を2人とも変わるがわる熱演。
兄橘姫は,なんかもう,え、米吉さん?リアルにお母さんやったことある?
って程の母性に溢れていて惚れ惚れした。
弟橘姫は、海の神を鎮めるために海に身を投げるシーンがあるんだけどそこがもう絶品。
狂ったように見せかけてるんだけど、それはタケルへの、命への未練を断ち切るため。
身を投げた後のシーンも美しすぎて泣いた。

ありがとう米吉さん。

どちらも素敵だけど、私は大人女性を演じる米吉さんが好み。あくまで私の好み。
あと言葉が非常にまっすぐ届いて聞きやすいし気持ちいい。



ハヤトナカムラは、大人になってちょっとすれて、病んできたあたりのお芝居が好きだなあ。笑
語弊。人間としての深み、闇、そんなところを出すのが上手いのかなあと。
言葉にすごく説得力がある方だなあと思います。


笑也さんはこの作品でミヤズヒメという中盤のヒロイン的な役に抜擢され長く務めていらっしゃったそうで。
うわー私その世界線になぜいなかったのかとマジで後悔オブ後悔。みたい。絶対可愛かったよ〜

大人女性を務めていらっしゃった笑也さんももちろん素敵でした。いるだけで光です。()

新水滸伝で推しになった翔三さんも相変わらず美しかったなあ。これからももっと拝見したい。


團子さんのタケルも素敵だろうなあと思うのでどこかのタイミングでもう一度見たいなあ・・・!
3月も新橋演舞場で、それ以降は地方も回るとのことなので、ぜひ歌舞伎に興味があるけど何見たらいいのか・・・?という方はぜひ。

観劇前に浅草でうなぎを頂きました。幸。