プドゥ通り(Jalan Pudu)とハントゥア通り(Jalan Hang Tuah)の交差点沿いにプドゥ刑務所(Pudu Jail)があります。
KLモノレールのインビ駅とハントゥア駅の間で、どちらの駅からも徒歩1、2分に位置します。
この刑務所は、1895年に建設され、1996年まで使われました。
市街地の一等地にあるこの建造物は、周囲の近代的な建物と対照的です。
周りを塀に囲まれていますが、すぐ横を高架のモノレールを通っていますので、モノレールから中を見ることができます。中の様子は、古代遺跡と言ってもよいぐらいの雰囲気でした。
この門には、「1895」と書かれています。
航空写真で見ると、塀の中の建物はXの形になっています。
周囲の塀の長さは、南北に約200m、東西に約150mです。
面積は、約3千平米、坪で言えば約1千坪といったところでしょうか?
街の一等地として、活用されていないことはもったいない。
一方で、牢獄という意味では、ローマのサンタンジェロや、ロンドンのロンドン塔のように、歴史的建造物として残しておいた方がよいようにも思っていました。
しかし、出された結論は、街の開発を優先というものです。
You Tube でニュースの動画を見つけました。
http://www.youtube.com/watch?v=x679XpPGrLc&feature=player_embedded
既に地下道の建設のための工事が始まっています。
伝えられるところによれば、Urban Development Authority Holdings社が 政府から刑務所の跡地を買い取り、小売のセンター、オフィス、住居、および公園から成る商業の中枢に変える計画を明らかにしました。
刑務所は、門などの一部を残し、解体するもようです。