セメイで経験したことは、
本当に興味深くて、
書ききれないくらい・・・
ということで、第4弾。
(何弾まで書くつもりでしょう)
ひとまず、セミパラチンスクの核実験のことは、
横に置いといて・・・
セメイで出会った日本語学習者たちのことを。
私はカザフスタンの旧首都アルマティにある
カザフ民族大学の日本語学科で日本語を教えています。
(正確には”まだ”教えていない。たぶん来週くらいから)
カザフにはこの民族大のほかに、
外国語大学、カザフスタン日本センターなどで
日本語教育が行われています。
私が昔住んでいたカンボジアでは、
日本語がちょっと(と言ってもいい)できる現地人が開いている
日本語学校などもありましたが、
カザフでは今のところ、聞いたことがありません。
基本的には大学などの公的機関で行われていると思ったのですが・・・
セメイで彼らに会うまでは。
彼らは、広島に留学したことがあるカザフ人から
日本語を教わっている日本語学習者たちです。
特に大学などの教育機関ではなく、
先生が個人的に教えているようです。
ただ、その先生が今年の夏から
アメリカに勉強に?行ってしまったらしく、
来年まで帰ってきません。
「自分たちで教室を借りて勉強します」と言っていました。
できる学生で初級終了したかな~というレベル。
週に2回くらいは集まって勉強したいと言っていましたが、
どうなるんでしょうか・・・
「日本のアニメは好きですか?」
「はいー!日本のアニメはとても面白いです。
先生はどんなアニメが好きですか?」
「う・・・
」
いつも、答えられないくせに、アニメの話題を振ってしまうのですが、
最近のカザフの学生にはかなり日本のアニメが浸透していることが
よく分かります。
「今日は先生に会えてとてもうれしいです」
とか言われると、やっぱり何かしてあげたくなってしまう。
教師も教室もない彼らにどんな支援ができるというのだろうか。
とりあえず、彼らのメールアドレスやスカイプのアカウントを聞いたので、
日本の若者とつなげるとかできないかな、とか考えてみる。
セメイで日本語を教えられる日本人を探すことは容易ではないだろう。
でも、このネット社会、彼らと何らかの形でつながっていくことはできるんじゃないだろうか。
とか言って、約束したメールと写真をまだ送っていない
そして、午後は、
市内にある孤児院で「日本文化デー」
(やっとタイトルのものが出てきた)
日本クイズや、よさこい(KJCで練習しているグループが披露)、
折り紙、書道、浴衣の着付け、などを通して
セメイの市民と交流しました。
孤児院の会場は、ちょっぴり手狭で、
来てくれた150人近い人たちで、ものすごい熱気。
私は浴衣の着付けを手伝いましたが(それしかできない)、
着せては脱がし、着せては脱がし、
一体何人に着せたでしょうか・・・
途中、戦場のようだったので、
写真どころではなかったのですが、
ちょっと落ち着いてから、パチリ。
この子にはサイズが合う浴衣がなくて、
かなり無理やり着せてしまった。
私がうまく着せられずにあれこれもたもたしていたので、
子どももちょっと疲れ気味。
彼女たちは、朝のセレモニーで会った日本語学習者。
この後、浴衣を着て、大感激してました。
ときどき、海外で日本語を教えていると、
「私はなぜ彼らに日本語を教えているのだろう」
と思うことがあります。
でも、やっぱり彼らのような学習者に出会うと、
「日系企業に就職したいから」とか
「留学したいから」だけではない、
日本語学習があってもいいじゃないか、と思います。
(もちろん外発的な動機を否定するわけではありませんが)
彼らが日本語を学ぶことで、
少しでも彼らの人生が豊かになったら、
そのお手伝いができたら、と思って、
教壇に立っています。