舞台・サロメ | 森田真衣オフィシャルブログ Powered by Ameba

舞台・サロメ




久しぶりに本当にいい舞台をみました


新国立劇場で行われていた「サロメ」


photo:01



オスカーワイルド作の短編小説



主演は多部未華子ちゃん。

公演時間は一幕100分ということで観る前は短いなぁと思ったのですが、観てみるとストーリーが濃すぎてこのくらいがちょうどいい!



この作品を観て、多部未華子ちゃんの女優さんとしてのイメージがかなり変わりましたアップ


可愛いだけじゃない!
本物、演技派です!



後半になればなるほどどんどん濃くなっていって、気狂いになってゆくサロメから目が離せられなかったです




演出もすごくよかったです!!!




終演後、明かりがついたときの私の第一声は「宮本亜門さん、すごすぎる。」でした(笑)



演劇の芸術を見せつけられました!


最後の演出が完璧すぎて、目の前の光景に感動してしまいました~




演劇って、「エロ、グロ」といわれていてるんです



エロはエロス
グロはグロテスク



その二大柱が大切なのです


この作品はそれを見事に満たしてました




舞台装置も本物によかったし、照明もすごくよかったです!






こんなにベタ褒めする作品って少ないかもしれない



演劇という芸術は、舞台空間のすべてが完璧じゃないと完成されないんだな~



ひとつでも欠けてたら完成されないし、ひとつだけよくてもダメなんだな~



それを再認識できた奇跡の空間を体験できてとても幸せでした