舞台・サロメ
久しぶりに本当にいい舞台をみました
新国立劇場で行われていた「サロメ」
オスカーワイルド作の短編小説
主演は多部未華子ちゃん。
公演時間は一幕100分ということで観る前は短いなぁと思ったのですが、観てみるとストーリーが濃すぎてこのくらいがちょうどいい!
この作品を観て、多部未華子ちゃんの女優さんとしてのイメージがかなり変わりました
![アップ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/173.gif)
可愛いだけじゃない!
本物、演技派です!
後半になればなるほどどんどん濃くなっていって、気狂いになってゆくサロメから目が離せられなかったです
演出もすごくよかったです!!!
終演後、明かりがついたときの私の第一声は「宮本亜門さん、すごすぎる。」でした(笑)
演劇の芸術を見せつけられました!
最後の演出が完璧すぎて、目の前の光景に感動してしまいました~
演劇って、「エロ、グロ」といわれていてるんです
エロはエロス
グロはグロテスク
その二大柱が大切なのです
この作品はそれを見事に満たしてました
舞台装置も本物によかったし、照明もすごくよかったです!
こんなにベタ褒めする作品って少ないかもしれない
演劇という芸術は、舞台空間のすべてが完璧じゃないと完成されないんだな~
ひとつでも欠けてたら完成されないし、ひとつだけよくてもダメなんだな~
それを再認識できた奇跡の空間を体験できてとても幸せでした