歌舞伎座…美術館!? | 森田真衣オフィシャルブログ Powered by Ameba

歌舞伎座…美術館!?

今日は明日千秋楽を迎える歌舞伎座で歌舞伎を見ようと東銀座へ。


あの劇場の雰囲気好きなんですよね~☆


ブランドショップやオフィスが建ち並ぶ通りに瓦屋根の歌舞伎座は異様なオーラを放っています。

しかも瓦も苔がついていたりと味があります。



現代にいながら、まるでタイムスリップしたかのような感覚を覚えます。


今まで前を通るだけだったけど、今日は劇場に入ろうと思い、当日券の幕見席を狙って長蛇の列に加わりました。


狙いは「連獅子」。



チケット販売一時間前に着いたので並びながら係の方に尋ねたところ…




なんと、連獅子は売り切れ…!



12時30分から並び続けて、16時からの作品を観れるそう。

4時間も待てば観れるそう。


…でも残念ながら今日は授業なんです。



4時間待つ気力も、時間もないので、仕方なく諦めましたー!



ちょっと残念。

でも5月に行く勘三郎さんの舞台が更に楽しみになりました♪




明日、長年たくさんの人を魅了した歌舞伎座が閉館します。


新しい歌舞伎座がオープンするのは2013年だったかな?古き良き部分は無くさないでほしいですね。





歌舞伎が観れなくなったので、潔く諦めて銀座をぶらぶらした後、恵比寿にある東京都写真美術館にいきました。


森村泰昌さんの
「なにものかへのレクイエムー戦場の頂上の芸術」


に行ってきました。





写真は結構好きで、写真集を見たりするのですが、このタイプの写真は初めてみました。


なんか不思議な感覚。


彼自身が歴史上の人物に成りきっている写真の数々。


ヒットラー、チェ、毛沢東…


そして「溶ける写真」として額縁に入った映像などもありました。


戦争中には「普通」として捉えられていた、権力や演説を誇張。
その対比としての演説や平和な現代を持ってきて、アンバランスさを演出しているように感じました。


写真としての芸術を超えた作品がたくさんあります。


「芸術」という枠に入ってしまうと、どんなことでも可能になってしまう。


アーティストの頭の中。



それを覗き見できるのがアトリエや美術館なんでしょうね。
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