標高4000mを越えるってどんなかんじ??

日本に住む多くの人は、
たとえ富士山の山頂まで登ったことのある人でさえ
標高4000m以上を経験された方は少ないと思います。

ここクスコから内陸へ、プーノに向かう道のララヤ峠は4335m



私は高山病には強いらしく、
いつも標高3400mのクスコぐらいは大丈夫なのですが

それでも4000mを越えると、
頭が少しぼーっとし、ふわっとし、
歩くだけで動機が激しくなったりもします。

これは高山病ではなく、低地から来た人間なら
みんなが感じる症状です。
だって空気が3分の2以下しかないんだもん。

そして晴れていると、日が痛い!コゲる!
それほど  お日様が近く、日差しが強いんです。

でも逆に曇っていると極寒。。
この激しい温度差に現地の人が適応して暮らしているのがすごい!

ペルーではその強い紫外線の為、皮膚ガンの発生率が高く、
通常の保険では皮膚ガンは適用されないらしいです。


 
この地方の子供たちの、ほっぺが赤黒く高山焼けしているのが
妙にかわいい~

小さい頃から鍛えられてるんだろうな、厳しい環境に。


 
 お母さんにおぶられている子、
3~5歳のわんぱく盛りの子供、

とにかく子供を見る機会はとっても多いのですが
ほどんど、わんわん泣いている姿を見たことがないんです!

デーンと強い態度で構えている子供たちばかり。

きっと知っているんだと思う
泣いても構ってなんかもらえないこと。

忙しく働くお母さんを困らせてはいけないこと。


 
子供は泣くのが仕事、なんて日本では言われるけど
この地方では お母さんを困らせないことが仕事

日本では、家でも、電車でも、スーパーでも、公園でも
どこでも構わずえんえん泣いて

するとちゃんとお母さんがあやして構ってくれるので、
甘えているのかもしれないですね。

甘やかしすぎず、ある程度はたくましく育てることも
大切かもしれない。。

と まじまじと感じる、まじに泣かない子供たち。スバラシイ!


 
チチカカ湖の上でのお母さん達の仕事は、
織物、観光客用のお土産作り、
そして料理や物々交換の為のお魚の加工。

この辺で取れた大量のお魚が干されてたよ~


 
今からこちらの釜で焼くんだそうで、
焼けたら物々交換しに他の島か陸のほうに持っていくらしい。
 
今でこそ観光客が来るようになってお金を使うようになったけど、
昔は物々交換だけで暮らしていたんだって。


標高4000mの暮らしなんて、ほんと大変そうだけど

でも甘やかさず、泣かない子供たちの教育法ってのは
少し取り入れてもいいんじゃないかって

ちょっと思いませんか?

過保護ぎみに育った日本の子供たちが
ワガママでちょっとか弱く見えてしまうのは 私だけでしょーか。