ある衝撃的な夫婦さんの話を聞いてしまいました。
日本をでて2年間、世界一周中だったタビロックという夫婦さんが、
最近マラリアに感染して亡くなったそうです。
西アフリカにて感染し、数週間の潜伏期間を経て
南米にて発症。ボリビアのラパスにて息を引き取られました。
マラリアというのは、
ハマダラカという種類の蚊に刺されることによってかかる病気。
マラリアの症状は主に発熱で、薬で直す事も出来る病気です。
早く、病院に行ってれば助かったのに・・・
ただ!
ただ、旅慣れてくるとね、発熱くらいじゃ
言葉の分からない海外の病院にすぐに行こう、
という気持ちにならないのも分かります。
だって、私だって、510日中1度も病院行かなかったもん。
(自分でも脅威的な健康体を持ってると思う。笑)
さらに、不幸だったのは、発症したのがラパスだったこと。
ラパスって高度4000m弱くらいで、
街自体が富士山頂上より高いくらい?
みんなここでの発熱、ダルさ、体調不良は、
高山病だと考えてしまうんですよね。
奥さんはホテルのトイレで、旦那さんは病院で亡くなられたようです。
マラリアは完ぺきな予防薬はなくて
予防策って、やっぱ蚊に刺されないようにすること。
って言ってもねー
蚊が勝手に刺してくるんだもん、難しい話ですよね。
私も旅行中、ナメてました。マラリア。
南米のアマゾンで500匹くらい蚊に刺されたときも
だいじょうぶかなーなんて思いながら
あまりに全身がボコボコの体が面白くて、
写真撮って遊んでたくらいだもん(^^;
マラリア生息地に行くときは、ぜったい蚊の対策を!
そしてちょっとでも近しい症状が出たときは
早めに病院に行くこと!
と、自分に言い聞かせる為にこのブログを書きました。
今から旅行される方、今旅行されている方
くれぐれも正しい知識を持って、ご注意ください。
あと。
それくらいの覚悟を持って出かけてください。
私も世界一周前には、
もし、何かあってもどんなことがあっても、後悔しない。
世界一周は自分で決めたことだし、
危険を背負ってでもやりたい事。
それくらいの思いで出かけました。
どこで、身を剥がれようが、煮られようが、焼かれようが、全財産を奪われよーが
ぜったい後悔しない!
そんな覚悟でした。
私はすぐに、「楽しいから海外へ行けー♪」と言ってしまいますが
行くと決めたからにはすべて自己責任です。
自分の身を守るのは自分だし、
海外行ったら事故に遇って
「こんなつもりじゃなかった。やめとけばよかった。」
って言うくらいなら行かないほうがいい。
世界には、病気、感染症、戦争、テロ、犯罪など
たくさんの危険があって
どんなタイミングで自分に降りかかってくるか分からない。
もちろん、私はこれからも
危ないから行くな!なんて言うつもりはなく、
どんどん世界に旅立って~♪と言い続けるつもりです。
だって、世界には日本では体験できないような、
たくさんの感動があるんですもの
びびって日本に引きこもってる場合じゃないですー
だから、その場合はたくさんの危険を把握し、
対策をちゃんと取ること!
いつも油断しないこと!
そして、これも大事。
みんなぜったい海外保険には入って行ってね
タビロックご夫妻、
ご冥福をお祈り申し上げます。
私のような無防備な旅人たちに
海外での病気、感染症の恐怖を教えてくださって
ありがとうございます。