モルドバの横に流れるドニエストル川に沿うように、

世界中でモルドバしか認めていない国

『沿ドニエストル共和国』がある。


だから世界地図にも載ってない。


ドニエストルはソ連が崩壊した今も、自分たちはソ連の一部だと思っていて社会主義をつらぬいているらしい。


独自の紙幣を発行し、裏にはソビエトのマーク、国旗にもソビエトのマーク。





ほほう。そんな未知の国。。


行きたくなっちゃうじゃんアップ


ああ、たまに自分の好奇心が恐ろしいデス。


少し調べると、モルドバからドニエストルを通りウクライナのオデッサに抜けるのは難しいらしい。


ウクライナ国境で多額の賄賂を請求され、荷物を根こそぎチェックされ、あげくパクられるとか。


うひょー、日帰りにしましょ(°▽ °;)


ということで持ち物も最小限カメラと小銭だけ持ち、早朝ミニバスでドニエストルへ。


1時間半で国境に着くと警察が入ってきてパスポートチェック。


私だけが「バスから下りろ。」と言われる。(他の人はみんなモルドバ人?ドニエストル人?)


別室に連れていかれ


「荷物はこれだけか?銃とかドラッグとか持ってないか?」


「ないない!それに今日戻ります。」


「わかった。」


そういって部屋から出される。


外のカウンターで


「じゃあ10時間後の22時までに戻るように。」


と言って許可書をもらう。


そして次は少し先のドニエストル側の入国審査所に行き、簡単な荷物チェック。


全く読めないロシア語の入国書を渡されて必死に書く。


ここでも日帰りをアピールし、入国許可をもらう。


終了。



あれはてなマーク賄賂の請求なかった。5ドルくらいは覚悟してたのにラッキー♪


国境を越えて10分くらいでバスが停車。


「あれ、ここティラスポリですか。」


運転手「うん。」


「首都のティラスポリだよね?」


運転手「うん。」


………。


分かっちゃいたけど。


ホント何もないなー( ̄▽ ̄;)



ここ中心地!?というくらいのショボさダウン


そりゃこんなとこ首都って言っちゃうんだから世界中から認められないよね。


しかも空気が重い!

たまに銃持った兵士も歩いてるし汗




やっぱりソ連かかげてるし汗


そして人が冷たい!

誰も目を合わしてくれない。


「ママ、外人がいるよ。」


パシッ。「見ちゃいけません。」


そんな会話が聞こえてきそうな私への対応。

モルドバ人あんなにニコニコ挨拶してくれたのにしょぼん





とりあえず歩いてみて、見所っぽい建物、戦車の広場で写真を撮ってみた。ここに来た証。


町に1件くらいしかなさそうな食堂で選ぶ余地もなく食事することに。



ボルシチらしきスープもぬるくてあんまりおいしくないダウン


また少し散策したものの特におもしろいものもなく


「よし。モルドバへ帰ろう!」

と4時間くらいの滞在でバス停に戻っちゃいましたあせる


ちなみに帰りの国境もバスからは私のみ下ろされたけど、パスポートチェック程度ですぐに終了。


私が今回のドニエストル滞在で得たモノ。


怪しいドニエストル札くらいのもんデス(^^;)

あ、あとクッキー。おみやげに買ったクッキーはおいしかった音譜