当初の予定より

時代を遡ることになってしまったけど、

わたしの幼少期の話をしよう。





保育園に通っていた当時のわたしは

かなり自由奔放な性格で、

欲に忠実に生きていたと思う。



新品のおもちゃの封を

勝手に開けて先生に怒られたり



お昼寝の時間は眠たくならないので

布団の中に塗り絵を持ち込んで遊んでいたり、

その辺の埃をかき集めて食べたり。笑



闘争心や負けん気もかなり強くて、

勝手に周りの子をライバルに仕立て上げ

心の中で張り合ったりしてた。




ネットワークやってた頃。





欲しいものは欲しいし、

やりたいことはやりたい。

 


この頃のわたしは

すごくシンプルだったと思う。



その中でも印象的な出来事として

記憶に残っているのが、

その当時の初恋の男の子のことだ。




イベントの司会とかよくやらせてもらって楽しかった。





田舎の保育園ということもあって

同級生は10人ほど。



男子はたった3人しかおらず

その中でも「たくちゃん」という

1人の可愛い男の子に人気が集中していた。



わたしももれなく

「たくちゃん」を好きになり、

猛烈アタックするようになるのだ。





何を頑張っていたかって

お昼寝の時間に

たくちゃんの隣を奪って寝ること。笑



好きだからいつでも近くにいたいし

ずっと可愛い顔を見ていたかったのだ笑い泣き





たくちゃんの隣に

自分の布団を敷いてもらうには、

布団を片付ける順番がかなり重要になる。



たくちゃんが先生のところに

布団を持っていくタイミングを見計らって、

いつもダッシュで布団を持っていってた。





しかし、

そんな保育園児の魂胆は

先生にすぐに見抜かれるので。



わたしがお昼寝中

たくちゃんの邪魔をしないように



布団は隣に敷いてもらえても

逆さまにされるようになってしまった。泣





戻しても戻しても

逆さまにされるので



わたしはいつしか、

たくちゃんを足を見ながら

寝かしつけられるようになってしまった。。




基本お調子者。





そんなしつこいことしてたら

たくちゃんに嫌われそうなもんだが



なんと、

たくちゃんへの恋が

報われる瞬間が来るのだ。





それは保育園の

ひな祭りのイベントか何かのとき。



みんなで

雛人形を再現することになり



お雛様、お内裏様、

三人官女、五人囃子と

配役を決めるのだけど。





先にお内裏様に

選ばれたたくちゃんが、

お雛様になって欲しい子を

指名することになり



その時になんと、

わたしを選んでくれたのだ!驚





しつこくて嫌われるどころか、

意外と好かれていたという事実に

今のわたしはびっくりだが



その当時から、

欲しいものは手に入るまで諦めない

という強欲さは、

しっかりと持ち合わせていたようだ。




ムチムチなのはご愛嬌。





子供の頃の人格って

その人の本質そのものだと思っていて。



そこから人は大体、

世の中を渡り歩いていくために

別の人格を作り上げていくわけだけど

もちろんわたしも例外ではなく。





このままのわたしではいけない。



長所を否定されることで

抑え込むようになり、



短所を克服するための

努力をするようになっていくのだ。。