そして無言で相対しつつある間に盲人のみが持つ第六感の働きが佐助の官能に芽生えて来て唯感謝の一念より外何物もない春琴の胸の中を自ずと会得することが出来た今まで肉体の交渉はありながら師弟の差別に隔たられていた心と心とが初めてひしと抱き合い一つに流れて行くのを感じた…
19日に極上文學「春琴抄」を見てきました。
難しい内容だったけど美しかった。
(※以下ネタバレありです)
読み手のみなさんはもちろん、谷崎潤一郎の描く世界の美しさを知ることができました。
春琴抄は失明の美女、春琴と春琴に仕える佐助が主な登場人物。
上の文章は恨みを買った人間から熱湯を被せられて醜い顔になった春琴に、お前だけには顔を見られたくないと言われた佐助は自ら目に針を刺し失明する…
それを春琴に告げた時に読み上げられた文章。
この一文で佐助が報われたと安心して、またその奇行にゾッとして、よくわからない気持ちのまま鳥肌が立った…
遠くから見ると極度のSM話みたいなものなんだけど、それだけじゃ語れないものが沢山ありました。
和田琢磨さん。美しかった。
女性でした。
佐助役の松本さんも儚くて一途で素晴らしかった。
足立さんの演じる利太郎も美しかった。。
春琴に言い寄って振られちゃって…みたいな役んだけど。
その言い寄り方とか、なんとも嫌な、でもいやらしい妖艶な利太郎がすごく足立さんに似合ってたなぁ。
利太郎でも良いではないか!!笑
春琴抄、本で読んでみたい。
