こんばんは、毎田潤子です。
昨晩から九州地方では大雨と雷に見舞われ、あらゆる地域で警報や注意報が発令、土砂災害や道路の損壊が相次いだようです。
今日の午前中にお邪魔する予定だった益城町も一時土砂災害警報が発令され、さらに通り道である高速道路の道路の通行止めがあったりと、当初の予定を大幅に遅れて現地に到着したため、担当の方とお話を出来たのは僅かな時間だったのですが、僅かな時間でも現地の方とお話を出来たことは本当に貴重な体験となりました。
熊本地震は、同県益城町と西原村で16日に本震の震度7を観測、益城町では14日夜のM6.5の前震でも震度7を観測していて、同じ場所で震度7が2回起きたのは観測史上益城町が初めてです(震度7の観測は、1995年以降では阪神大震災、新潟県中越地震、東日本大震災、熊本地震) 。
町役場仮庁舎駐車場の奥に見えるのは平屋の仮設住宅(この場所には270棟)、午後に視察した災害廃棄物処理場横にも仮設住宅が600棟弱建設されています。
みなし仮設も含め、希望者は全て仮設住宅に入居できていて避難者の数は約8900名だと伺いました。
今後、復興公営住宅を建てていくための場所探しを始めているそうです。
ちらっとお話していただけたのですが、益城町の一般会計予算は約111億、 この熊本地震の復興費は約309億…
1年間で町が使うお金の約3倍です。
「 一年間、町の平常事業を一切なにも行わなかったとしても、復興するためにはまるまる3年かかってしまうんです」という言葉が印象的でした。
午後は災害廃棄物処理場を視察させていただきました。
崩れた家から出た瓦礫や木材を分別して細かくし、再利用するための施設です。
お忙しい中対応してくださった皆様本当にありがとうございました。
毎田潤子