変な人を引き寄せるのが得意の私。
沢山の人に出会えば、癖のある人にも数多く出会ってきました。
きっと婚活している女子達は、いい人と出会うどころか
変な人ばっかりで嫌になっている方もいるかもしれません。
けどその経験も笑い話、いい経験に変えて生きていきましょう。
このブログでは前回から数回に分けて、
私の出会った癖強めの人たちを紹介しています。
今回は
カラオケでひたすらバイオリンを弾いてくれた男
をご紹介します。
出会いから
初めて待ち合わせした、グランフロントのガレット屋さん。
予約名が私の名字で「何で私の名前知ってるの?」と自意識過剰気味に思いましたが、なんと彼、同じ名字だったのです
(私の旧姓は少し珍しくて、読み方も一緒でした)
NY生まれで有名私立大学出身らしいのに、その大学出身の人みたいなイケイケな雰囲気が全くなく(←どんな偏見)素朴で物静かで趣味はバイオリンという落ち着いた方でした。
私がリッツカールトンのシーズンのスイーツビュッフェが大好きで
毎回必ずいっていると話をしたら、
今開催しているいちごビュッフェに一緒に行ってくれることに。
なんていい人なんだーと思ってたんですが、彼ものちに考えると
少し変な人でした。
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念願のいちごビュッフェ当日
あった瞬間にいきなり「手を繋いでもいいですか?」と確認された私。
「そーゆーのって中盤ぐらいに空気読んで自然に繋いでくるもんじゃないの?」と思いながら、しかも直接いきなり誠実に聞かれたら
「嫌」って言いにくいやんかと思いながら承諾した私。
多分内心嫌だったのでしょう。一度離した後は2度と繋げないように
「寒い寒い」と言いながら手袋をはめてました。
(手袋持ってきた私よくやった)
ちなみにこれ以降出会った人に、いきなりこうやって聞かれて嫌だったら
ちゃんと断れるようになりました。何事も経験。やりたくないことはしてはダメ。
そして、趣味のバイオリンの話を合わせようと
以前「のだめカンタービレ」にハマっていた時に得た浅いミーハーの知識と
ありったけのクラシックの知識と好きな曲の話をしました。
そして、「バイオリンききたーい」とリクエストしたのは間違いなく私です。
でもそれがその後、あんな苦痛な時間になるなんて想像していませんでした。
バイオリンを披露
バイオリンを披露しに、向かった先は、どこにでもある
カラオケ、ジョイサウンド。
彼曰く「何とかモード」(全然覚えてない)にしてもらったら
音楽を全部止めてもらえて、楽器演奏をできる空間になるらしいのですが
彼、全然店員さんとコミュニケーションがとれないんです。
全然言い出せないし、発言できないし、質問もできない。
そして普通の部屋に通され、普通のカラオケの光景で固まっている彼。
結局見かねた私が、部屋から
「ここ何とかモード(ちゃんとした名称がありました)ってできますか?」って電話を。
そしたら無音に。初、何とかモード空間経験。
そこからバイオリン演奏会スタート。
得意な曲と私の大好きな「カノン」と情熱大陸の曲を弾いてくれました。
最初はすごーいと感動していた私。でもすぐに曲は終了してしまいます。
「利用時間、2時間」とだけ最初に店員さんに伝えていた彼。
てっきり私、2時間もって、勝手にめちゃくちゃ上手で色々弾けるんだと勘違いしてましたが、そんなに弾ける曲はないらしく、同じ曲をひたすら2時間リピートしながら弾いてくれました。
私も途中から、盛り上げるのに必死。何とか時間を持たせようと色々質問したり、弾き方を教えてもらったり、知ってる曲をリクエストしてみたり。
でも2時間って割と長めです。
普通に歌っていたらあっという間かもしれませんが、
バイオリン縛りだと全然間が持ちません。
彼もそんなに上手ではなく、演奏途中で癖なのか時々白目を剥きながら
一生懸命弾いてくれていたので、私も頑張りました。
すごく楽しそうにしましたよ。
2時間後、彼は満足そうでした。よかった。
![画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74763551/picture_pc_6d94df1a1619407d61ae3434e2fa32a6.png?width=800)
どっと疲れた2時間でした。
でもリクエストしたのは私です。私の責任です。
そして疲れたのは、私が無理して合わせた結果です。自己責任です。
彼とはその日を境に連絡を経ちました。
嫌なことはしない
私はついつい相手にいい気分になってもらいたくて
盛り上げて、楽しそうにする癖がありました。
相手が見てほしいところを見抜いて、そこに
相手が満足する言葉を投げかけるのが得意でした。
けど、婚活を経験していくうちに
楽しくもないのに楽しいふりをして
食べたくもないのに食べて
相手を満足するだけさせて、自分はドッと疲れて
結局相手を嫌になって、私何やってるんだろうって気がついたんですね。
だから相手の気分を良くするために努力するんじゃなくて
相手を傷つけないようにだけ気をつけて
自分が気分がよくいれることを最優先にするようになりました。
いっぱい食べる人が好き。美味しそうに食べる人が好き。人が食べるのを見ているのが好き。
と、いう方は多いと思います。
誰かが食べ物で幸せそうにしていたら、癒されるのもわかります。
でもたまに見るのが好きだからって、
大量のご飯を注文して、人に食べさせようとする人がいますが
私はそういう人と食事に行くのが嫌いです。
前の彼もそうでしたが、そうやって人にご飯を食べさせることで
自分を満たしているのに、それを受け取れ切れない人がいたら
「せっかく注文したのに」とか「もったいない」とか
相手を責めたり気分を悪くなったりするので
本当に迷惑だと感じていました。
だからそういう人とは最初から食事に行かないし
気分を悪くすることも、どうしたらいいかもわかっていながら
嫌なことはやらなくなりました。
自分の嫌や不快がわかるのも、全然違う人と関わったからこそで
自分のことがわかってくると、嫌なことは最初から選択しないようになってきます。
全てにおいて無駄なことはないのだなと今なら思います。
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読んでいただいてありがとうございます。
明日は「陰謀論のススメ男」を紹介したいと思います。