テーマを砕くと接待という仕事と明らかに分かる女性物の香水についてです。
社会人で接待経験がないという人もおりますが、逆にしょっちゅう接待だとよっぱらって帰ってくる人もいます。接待要員5年以上の俺が経験則書きます、馬鹿同士騒ぐ酔っ払い接待もありますが99%真剣に仕事を取るためです。
馬鹿騒ぎしているのは相手のテンションに合せているだけ、親交を深めるために酒を飲み、飲めば飲むほど本性が出て来る、そこを見抜き信頼できるのかどうか、酔わせてジャッジの1要素に加えます。
ちゃんとお客様に配慮する高級クラブなら、まずそこに接待で何度も通い常連になります。すると、一番目配り・気配り・心配りができるホステスがいます。その人を場内指名し問題なくきちんと見ている女性を本指名にします。俺が見ていなくてもその女性がきちんとこの空間にいる人達を見ていますから。使っている香水はいつも同じですからやはり仕事上他の女の子に負けないくらいの濃度で香水をつけています、だから匂いが移るんですよ。
接待はがんじがらめです、相手との距離を縮めるために何時までかかるか分からない飲食で時間もお金も使うのですから。
お相手が楽しい1日だったと感じてもらうためにかなり無理していました。でも接待はけして楽しいものではありません何時に帰れるか分からないあくまでも次につなげるための仕事ですから。それに翌日も仕事です、2日酔いでホテルにギリギリまでいることはできません。
士業の企業に入所したとき所長兼オーナーは飲み足りないって朝4時まで飲んでいました、俺と2人きりで経営の話で討論。所長は仕事だからこの辺で解散するかと言われ、所長に調子悪いときは直行すると言っていましたと伝えておきますから、私はいつも通り出社して記帳済ませて営業にいきますのでと言いました。
結局所長は午後1時に会社に来ましたw 俺は定時で出勤し会計記帳してました。接待も同じですどんなに遅くなろうと翌日は仕事です。飲酒運転にならないよう地下鉄で移動しあちこち交渉していました(酒臭いと思われているかもしれませんが)
綺麗な女性がいる高級クラブに足を運ぶこともしばしばです。でも、綺麗な子が隣についても会話を楽しんでいられません。
相手が笑って女性と歓談していたら、よし俺も綺麗なお姉さんと話しできる! って接待という仕事を忘れがちですが、俺は常にお相手のグラスにお酒がどれだけ入っているか見ています。
空もしくはほとんどない状態になっているのに気付かないホステスがいたら、俺についたホステスに相手のグラス空だからオーダー聞いてとこっそり言います。でもその店は2度と行きません、もしお相手が飲もうとグラスを持上げたら空でしたー・・・店選び失敗です、接待失敗です。気が利かない奴という烙印押されますね。
また、相手が泥酔したとき絡み酒になることもあります、意味が分からないことで怒り始め、なだめても無駄でしまいには八つ当たりされます。そうでしたか申し訳ございませんでしたと悪くもないのに頭を下げて謝っても、申し訳ありませんじゃねーんだ分かってんのか💢と、何回謝っても怒りがおさまるまで徹底的に追い込まれます。
俺は何を言っても怒られる、自分に非がなくても怒られ続けています。
そこでようやく相手の酒癖の悪さを知ります。いくら仕事ができる人でも本性が分かればどう利用していくか自分で決めて動きます。
接待は遊びではありません、経費で落すのにも限度がありますし。
この人とは2度と飲みたくないって思っていても接待しなければならないときもあるため、女性といちゃついてる場合ではないのです。香水はニュークラも高級クラブも同じでしょう付けすぎって感じますから、だから隣にいるだけでも匂いは移ります。
逆に自分もお酒飲んでいるから酒癖を見られている可能性が大きいです、俺が女の子と会話楽しんでいたら接待ではありませんよね?会社の金使ってお酒を飲んでおもてなしして次につなげるのが仕事ですし、何時に帰れるかも分かりません。
接待の成果は当然上司の社長に報告します、物事1つ1つにどのくらいの進捗率かも伝えなければいけませんしね。会社の金を使っている以上、報告義務があります。
🌟ここで種明かしです。なぜ匂いを覚えておく必要があるのか?🌟
世の奥様や彼女さん、女の香水の匂いがスーツに残っていてもまずは匂いを覚えておきましょう、特定の女性つまり場内指名や本指名をするとその女性は交替せず、他から指名もらっていない限り帰るまでその人が隣でお酒を足してくれたりします。
決め手となったのはとある日に俺が接待1軒目で日本酒を2人で熱燗で3升飲んでいたのです、気を張っているから半分の1.5升飲んでビールも乾杯時に飲んでいます、俺は熱い物が嫌い日本酒そんなに飲んだら具合悪くなるに決まってます。
しかも3升で済んだのは店にその日本酒の在庫がなくなるまで飲んだからです。日本酒はおちょこで飲むのでその度お酌しなければなりません、瓶は熱いですよ熱湯に入っていた日本酒を素手で持つのですから。
相手がトイレに行っている間に食事を進めておきます、会話中食事できませんからね。熱燗にしているのはあと3本ある、先読みしてこのペースだとすぐ無くなると思っても追加するかどうかはお相手が決めますから、ここでは口出しできません。
お相手が飲み足りないから次と店を移動します。ここでやっとこちらのフィールドに持ち込みます。正直さっさと帰りたい、わがまま聞いてもらえるなら自分一人でどこか別な店で少し飲んでホテルに帰りたいって思いますよ。次の日仕事ですから。
2次会からは高級クラブのはしごです。緊張感があるから酔いは回ってこないので3次会4次会と相手が帰ると言うまで付合う、俺が選んだお店は本指名の子がいる店です、俺が飲みたくもないウイスキーの水割り20杯飲んでペースダウンをきちんと見てくれて、こっそりウーロン茶の水割にして見た目ウイスキーの水割りに切り替えてくれていたのです。だから通う頻度も多く気配りとか心使いもできる、俺が何を言わなくても察してくれるからそこを中心に使っていただけです。だから同じ香水の匂いが残っているだけです。
浮気の気配がする、いつも同じ香水の匂いだ!って思いジェラシーが出て来るでしょう。それに気付いたら素直に聞けばいいんです、接待帰りにかなりの頻度で同じ香水の匂いがするんだけど。浮気してるの?と。
俺なら疑われているから正直に話します。
俺は基本的に社長が一緒に飲みたくない奴ばかり接待するから、2次会まででもう具合が悪いときや酒飲みたくないときにはそのクラブに行ってた、この香水の女の子は俺が体調悪そうなことを察してウィスキーと同じ色に薄めたウーロン茶の水割りで誤魔化してくれる機転が利く子だったから本指名で固定してた、だからその子の香水の匂いが移ったと思う。ただアフターはしてない接待だから次また別な店に行きたいって言われるかもしれません、終わりが分からないのでアフターは無理です。それにとっくに日付変わって仕事の日ですから。
俺は高級クラブだけは5軒くらい候補としておさえていました、600万ノルマがあると言っていたクラブには絶対に行かなかったですけど。
いつも同じ店じゃつまらないでしょうから、下見目的で新しいお相手と接待するときに使ってみて、出来るホステスがいるかどうか?2回行けば大体分かります。お相手がその店もしくはホステスが気に入ったら、この人はこの店って決めて、違う取引先がいればまた違う店を2回使いだめならメインに行く。その繰り返しです。
接待って酒飲んで女の子とくっついてとかそういうものではないです、本性を暴くためと酒癖の確認、どれだけ相手がうちに利益をもたらすか、取引を進めていいかどうか大金使う分ちゃんと意味を果たさなければいけないのです。
日本酒2人で3升、水割20杯、最後にビール。
そしてお相手をタクシーに乗せお車代を渡し、出発してから見えなくなるまで敬礼状態でお見送りしホテルに帰る。日付変わって今日も仕事、それよりも飲み過ぎで頭がぐるぐるして具合悪いし吐くし散々です。
想像とはちょっと違いますよ。
自腹はしません、昼食代しかお小遣いもらっていないので。