ロングする時は……
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先ず、ロングする条件の確認を行います。
1:環境認識足で、上げダウができているか?
2:トレード足で戻り高値を超えて、押して来ているか?
上記、二つの条件が整ったら、エントリー足で、上げダウができる瞬間にロングです。
特に2が大切。
MTF分析の罠……と言っては大袈裟ですが、環境認識足が上げダウだからといって、トレード足で戻り高値を超えてなかったら、引かされる確率が増えます。
罠にかかる瞬間は、エントリー足をガン見していて、上げダウができる瞬間にロングしてしまうケースですね。
たとえ、エントリー足で上げダウが出来ても、トレード足で戻り高値を超えていなかったら、負けます。
運良く勝つときもありますが、ほぼほぼ、エントリーしたあと、含み損を喰らいます。
だから、どんなにイライラしても、ムズムズしても、トレード足がトレ転するまで、辛抱強く待ちましょう。
で、ロングする条件が整うまで待っている間に何をするか?
利確と損切りとロットを決めます。
利確は、トレード足のラス戻り…直近高値のちょい下。
損切りは、トレード足のラス押し……直近安値のちょい下。
ロットは自分の資金管理に合わせて決めます。
以下のURLがロット計算には便利です。
でもって、この時、直近高値……利確目標までの距離と、直近安値……損切りまでの距離を比べて、リスクリワードが、1:1以下の時は、エントリーしません。
ショートは、この逆だけど、一応、書きます。
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ショートする時は……
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先ず、ショートする条件の確認をします。
1:環境認識足で、下げダウができているか?
2:トレード足で押し安値を割って、戻して来ているか?
上記、二つの条件が整ったら、エントリー足で、下げダウができる瞬間にショートです。
利確は、トレード足の直近安値のちょい上。
損切りは、トレード足の直近高値のちょい上。
実際のチャートで見ましょう。
【ドル円、ユロドル、ポンドル、15分、1時間、4時間足】
例えば、4時間足で環境認識して、1時間足でトレード、15分足でエントリーする場合を考えましょう。
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ドル円
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4時間足、上げダウ。
ラス押し割るまで上目線なので、1時間足でロング狙いです。
1時間足、まだ、戻り高値を超えてません。
戻り高値、キリ番157.000で落とされて来ました。
だから、まだ、ロングできないです。
「じゃあ、ショート!」
それも、MTF分析でハマりがちな罠です。
ショートするなら、トレード足は、15分足になります。
エントリーは、5分足に落とさないといけません。
ちょっと、落としたチャートを見ましょう。
【ドル円、ユロドル、ポンドル、5分、15分、1時間足】
1時間足で環境認識して下げダウ。
15分足、戻り高値を超えられず、高値切り下げ、ネックを割りました。
戻しからショート狙いです。
5分足で、この戻しが、下げダウを作る時にショートです……が、リスクリワードが悪いので、ここでのエントリーは見送りです。
ついでに、ユロドルも見ましょう。
4時間で環境認識、1時間足でトレード、15分でエントリーのチャートに戻します。
【ドル円、ユロドル、ポンドル、15分、1時間、4時間足】
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ユロドル
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4時間足、下げダウなので、1時間足でショート狙いですが、今、戻り高値をヒゲで超えて来ました。
いやいや、ヒゲなので割ってない! と、慎重な見方をすれば、ショートは見送り……何もしません。
ヒゲを入れるか、入れないか……4時間で入れたら、1時間も入れないといけない。