実はすっかりこのブログの存在を忘れていた。誰かに怒られそうな本音を書く場所としてここを作ったのだった。


さきほどラランドの西田さんがショートで「恩はあるけど親が嫌い」だと言っていた。私は、それが大変勇気のある発言だなと思った。親を好きじゃないといけないって風潮って確かにあるから。


私の夫は本当に私のことを大切にしてくれる人だ。今までの人生で一番私のことを尊重してくれる人。そんな夫の光で照らされて、私の過去の影になった部分に最近気づくことができた。

とはいえ別に特別ドラマティックなことがあったわけではない。よくある話だ。


今さらになって私が過去に付き合ってきた男性との出来事を思い出すと、「あの時点で別れるべきだった」と思えることがたくさんある。


私が18歳のとき29歳の男性と付き合っていた。

今考えると未成年に手を出す時点でどうしようもないやつだと今なら分かる。当時の自分はなーんにも分かってなかった。その男性は私と一泊旅行に行った際、外では全て自分がお金を出したが、宿泊先のホテルで全てのレシートを丁寧に計算して1日分の出費の割り勘をしてきた。18歳の女と29歳の男が割り勘。しかも周りには奢っているように偽装する確信犯。当時の私は「割り勘でも気にしない器の大きい女」のつもりだったけど、そういうことじゃねぇと、当時の自分に言いたい。その男性とよく立ち寄るヴィレヴァンに飾ってあったオレンジ色の3000円くらいの時計を私がずっと欲しがっていて(ねだってたわけじゃない)何ヶ月か後に自分で買ったら「買ってあげたかったけどお金がなくてごめん」と言っていた。今考えるとヤバい。

その男性は隣の県に住んでいたのだけど、隣の県まで私を呼び出してラブホに行って、ことが済んだらラブホの最寄り駅まで送られて「今日はこれで」と言われたこともある。


次に付き合った男性は、システムエンジニアをしていた。ある日少しだけメールで口喧嘩みたいなのをした後に丸一日突然連絡がとれなくなった。私は心配で心配で、何通か心配のメールを送ったり「無視することないじゃん」という趣旨のメールを送ったら、どうやら丸一日仕事で手が離せなかった彼がやっとメールを返してきて、その内容が「仕事で丸一日連絡つかないなんてこの仕事ではよくあること。それに耐えられないならもう付き合えない。今までありがとうさようなら」というメールだった。仕事で丸一日携帯が使えなくなることがあるなんて説明をされたことなんてなかったのに、心配する彼女に一発目でそのメールを送ってくるやつとはそのまま別れたら良かったのに、私は電車が止まっている夜中に徒歩で彼に会いに行くために歩き出した。(馬鹿すぎ)

その後既婚者に捕まったこともあったな。


前の夫は、付き合っているときに私が激しい腹痛に襲われているときに、それを横目で見ながら友達との電話を続けていたし、結婚後も私が体調不良でキッチンで倒れているのを見ても自分はソファでくつろいでいた。


そういう、私のことを大切にしてくれないことが明確化しても、即お別れに直結することはなかった。それはおそらく、自分が大切にされるべきだということを教ってこなかったからかなと思う。


幼い頃、知り合いの大人にされたことに不満を抱いて母に思い切って伝えたとき、母は激しく怒って「あんたが我慢したら済む話でしょ」と言った。母はこの言葉を私によく言っていた。

母がお気に入りの人とお喋りしているときに私が腹痛を訴えたら嘘だと決めつけられてお尻をバシバシ叩かれたこともあった。

私の前の夫が自分の両親に(結婚前に)車を買ってあげたと知って私に「私は車買ってもらえないなんて育て損ね」と言った。

幼い頃から、母は私のことを所有物のように思っている発言がよくあったし、それとは関係なく母は世の中の全ての人が(特に金銭的な)損得を原理に常に行動していると思っている節があった。



それでも運よく私は夫に出会った。夫は自分の存在意義を証明しようと必死な私に言った。「君が何をしようと何をしなくても、何ができて何ができなくても、君の価値は変わらないんだよ。君が素晴らしいのは変わらないんだよ」

私は驚いた。そんな発想今までしたことがなかったから、全く目から鱗だった。


そんな母とは今も同居している。老後の面倒も見るつもりだ。恩があるからということ、私が母を捨てたら母は狂ってしまうんじゃないかという恐怖と、人1人の人生を壊す度胸のなさから、私は今も母に寄り添っている。


それでも言っても良いかな。私は母が嫌い。