前回の薬膳的な陰陽と比較になりますが今回はマクロビ的な視点から陰陽についてです

マクロビ的な見解からみると基本的には

 

陽性=求心力、時間

陰性=遠心力、空間

 

となります。イメージとしてはこんな感じです。

遠心力は遠のき、ふくれ、軽くなり、上昇性があります。これを陰性の働きとみています。

求心力は近づき、縮まり、充実して、重くなり、下降性があります。これは遠心力とは逆の陽性ですね。

空間は広がりで静かなものだからですし

時間はスピードを持って動いているからになります。

細かくみると図のような感じです。イメージをつかんでみてくださいね。ニコ

 

陰性

陽性

軽いもの(浮力)上昇

重いもの(重力)圧力・下降

ふくらむもの(大きいもの)

縮むもの(小さいもの)

やわらかいもの

かたいもの

冷たいもの

熱いもの

湿ったもの

乾いたもの

植物

動物

アク気の強いもの

塩気の強いもの

 

 

 

 

もしあなたが肥満体形なら体がふくれているからマクロビ的には陰性の体となります。

しかし、薬膳的には肥満体形の人は体温が高いことが多いから陽性となるんです。

 

病気でも甘い砂糖は体を緩める働きがあるのですが、マクロビでは女性に冷え性が多いのは砂糖のとりすぎや水気と甘みの多い果物のような陰性の食べ物を多食するからだとしています。

また、肉類のような陽性食をとりすぎると痛風や肝臓、腎臓もやられやすいそうです。

 

食べ物では陰性のものは遠心性(まっすぐ上に伸びる)葉もの野菜、南の地方で育つもの、水分が多いもの、大きいもの、辛いもの、酸っぱいもの、甘いものなどがあてはまります。

ほうれん草 イラスト に対する画像結果

陽性ものは求心性(まっすぐしたへのびる)根菜類など、北の地域で育つもの、水分の少ないもの、小さいもの、塩辛いもの、苦いもの、しぶいものなどです。

ごぼう イラスト に対する画像結果

 

薬膳的にみた陰陽とマクロビ的にみた陰陽とではイメージに違いがあり、解釈の違いによって陰陽どちらにもなる食材なんかもあります。

薬膳はどちらかというと必要なものを摂取するという考え、マクロビは必要のないものを食べないという考えになるので自分の体をみながら、必要なものは摂取する。不要なものは食べないようようにするといったバランスが大事なのかなと思います。